犬を室内飼いするには?2つの方法がある
犬を室内飼いするには、2つの方法があります。
- ケージに入れて飼う
- 室内で放し飼いにする>
また、2つの方法を組み合わせて、飼い主さんの外出中や寝るときだけケージに入れる方法もあります。それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
ケージに入れて飼う
ケージに入れて飼うメリットは、犬も飼い主も安心して過ごせることです。本来、犬は自分だけのテリトリーを作る習慣があり、ケージなどに囲われたスペースがあると安心します。また、飼い主さんからしても、室内にある危険なものに触れる心配がないでしょう。
一方で、長時間ケージの中にいると、犬は運動不足になったり、孤独感からストレスを感じやすくなったりします。そのため、たくさんコミュニケーションをとること、毎日散歩に連れていくことが大切です。
室内で放し飼いにする
室内で放し飼いにすると、自由に動き回れるため、運動不足を防げます。また、飼い主さんとコミュニケーションがとりやすくなり、ストレスが少なくなるでしょう。
ただし、危険なものに触れて怪我をしたり、床に落ちているものを誤飲したりする恐れがあるため、室内を清潔に保つ必要があります。また、きちんとしたしつけも欠かせません。さらに、ケージに慣れていないと、旅行や緊急時にケージに入ることに抵抗を覚えるでしょう。
室内飼いにおすすめの犬種5選
室内飼いにおすすめの犬種5選は、以下の通りです。
どの犬種も小型犬であり、室内で飼いやすいサイズ感です。もしマンションで飼うスペースが狭い場合は、あらゆる犬種の中でもっとも小さいチワワが適しているでしょう。
また、飼いやすさを重視するのであれば、抜け毛が少なくてフレンドリーな性格をしているトイプードルやマルチーズがおすすめです。
他にもおすすめの犬種を知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
犬を室内飼いする際のレイアウトのポイント
ここでは、犬を室内飼いする際のレイアウトのポイントを4点紹介していきます。
ケージやサークルはリビングに設置する
ケージやサークルで飼う場合は、リビングに設置するのがおすすめです。リビングだと、飼い主さんが常に犬を確認でき、安心だからです。犬としても、常に家族のそばにいることができ、孤独感を感じにくくなります。
また、リビングは風通しがよく、臭いがこもりにくいのもメリットです。ただし、リビングの中でも道路に面している窓際やテレビの近くなど、大きい音が聞こえる場所は避けるようにしましょう。
トイレの置き場所を工夫する
犬が落ち着いて排泄できるように、トイレは人目のつかない場所に設置することがポイントです。ケージに入れて飼う場合は、ケージの中でも端っこがおすすめです。
放し飼いの場合は、あまり人が通らない場所が適しています。また、飼い主さんが掃除しやすく、換気がよい場所を選ぶと、お手入れの負担を軽減できます。
床を滑らないように対策する
床がフローリングなどの滑りやすい素材であれば、対策をすることも欠かせません。特に小型犬は骨や関節が細く、負担がかかりやすいです。
具体的には、カーペットやラグを敷く、滑り止めシートを使用するなどの方法があります。これにより、転倒や怪我を防ぐことができ、犬も飼い主さんも安全・安心に過ごせます。
ゲートを設置する
犬に入ってほしくない場所にゲートを設置することも、レイアウトのポイントです。例えば、キッチンや玄関、お風呂場などが挙げられます。中でもキッチンは、調理器具や食べ物など、犬にとって危険なものがたくさんあり、要注意です。
危ない場所にはゲートを設置して、事故を未然に防ぎましょう。
犬を室内飼いするときの注意点
犬を室内飼いするときの注意点は、以下の4つです。
- 賃貸の場合はペット可物件で飼う
- 騒音や消臭対策をする
- トイレトレーニングをする
- 室内を快適な室温・湿度に保つ
それぞれ具体的に説明していきます。
賃貸の場合はペット可物件で飼う
賃貸で犬を飼う場合は、必ずペット可物件で飼うようにしましょう。仮にペット不可の物件で犬を飼うと契約違反となり、退去や追加の費用を請求される可能性があります。
そのようなトラブルを防ぐために、最初からペット可物件を選ぶことが大切です。なお、ペット可物件の探し方は以下の記事で詳しく紹介しています。
ペット可物件の探し方 | ポイントや見つからないときの対処法も解説
騒音や消臭対策をする
犬の鳴き声や臭いは、近隣住民とのトラブルになりやすいです。そのため、騒音や消臭対策をすることも、犬を室内飼いするときのポイントです。
騒音の対策には、吠え癖を付けないようにしつける、防音カーテンや防音マットを使用するなどがあります。臭いの対策には、シャンプーなどのお手入れをすること、こまめにトイレの掃除をすることなどが有効です。
これらの対策を徹底して近隣トラブルを防ぎ、犬も飼い主さんも快適に過ごせるようにしましょう。
トイレトレーニングをする
トイレトレーニングは、犬を室内飼いするときの基本です。
放し飼いをして、あらゆる場所で粗相されると、飼い主さんの負担が増えて大変です。そのため、トイレトレーニングは家に迎え入れた日から始める必要があります。
具体的な方法は、犬がトイレをするタイミングを見計らい、トイレに誘導します。もし成功したら、たくさん褒めてあげることがポイントです。失敗しても怒らず、根気強く続けましょう。
室内を快適な温度・湿度に保つ
犬を室内飼いするときは、室内を快適な温度・湿度に保つことも注意点の一つです。具体的には、室温は20〜25℃、湿度は40〜60%を維持するようにします。
犬は、人間よりも暑さや寒さに敏感です。特にシングルコートの犬種は、体温調節が苦手なので、注意する必要があります。快適な室温・湿度に保ち、犬の健康を維持してあげましょう。
ペットと一緒に眠りたい方はWENELL(ウィーネル)の「ダブルサイズの布団の大きさはどのくらい?使うのに向いている人の特徴も解説」を参考にしてみてください。
まとめ
この記事では、室内飼いにおすすめの犬種やレイアウトのポイント、注意点などを紹介しました。
犬を室内飼いするときは、レイアウトを工夫して、快適に過ごせる環境に整備することが大切です。この記事を参考にして、愛犬との生活をより充実したものにしてくださいね。