子犬のお出かけ・旅行はいつから?
子犬を迎えたら、早くお出かけに連れて行きたいですよね。子犬のお出かけ・旅行は、ワクチン接種や社会化トレーニングを考慮する必要があります。以下で詳しく解説していきます。
ワクチン接種をして免疫がついてきたら
お出かけ・旅行は生後4〜6ヶ月が目安です。これは、子犬の免疫力を高めるために必要なワクチン接種が終了する時期を考慮しています。
生まれたばかりの子犬は、お母さんからもらった免疫が徐々に減っていくため、複数回のワクチンが必要です。最後のワクチン接種後もすぐに出かけず、2〜3週間様子をみて体調の変化がないかを確認しましょう。
社会化トレーニングも考慮する必要がある
社会化トレーニングは、子犬の性格形成に影響する大切な訓練です。この時期に色んな体験をさせてあげることで、大人になってからも落ち着いた良い子に育ちやすくなります。
ただし、子犬の社会化期は生後3週間から12週間とされており、ワクチン接種の時期と重なります。そのため、かかりつけの獣医師に相談し、子犬の性格や体調を見ながら、無理のない範囲で少しずつ進めていくことが大切です。
例えば、ワクチン接種が完全に終わっていない場合は、抱っこやカートでのお出かけから始めましょう。窓を開けて外の音を聞かせたり、ベランダで風を感じたり。お家でもできる社会化トレーニングを工夫して実践してみてください。
子犬のお出かけ前にやっておきたいこと
はじめてのお出かけを楽しく安全に過ごすためには、子犬のペースにあわせて練習を重ねていくことが大切です。以下の4つのポイントを意識しましょう。
1.リードと首輪に慣れさせる
まずはリードと首輪に慣れさせておきましょう。リードを付けておくことで、飼い主から逃げるのを防げるだけでなく、万が一の事故やトラブルから子犬を守ることができます。
はじめのうちは嫌がる子も多いので、短い時間から始めましょう。お部屋の中で首輪を付けたまま遊んだり、おやつをあげたり。「首輪を付けると楽しいことがある」と覚えてもらうのがコツです。
慣れてきたら、リードを付けて室内を歩く練習を始めましょう。
2.外の音やニオイにを少しずつ聞かせる
窓を開けたり、ベランダで抱っこしたりして、車の音や人の声、風の音など、外の色んな音を少しずつ体験させてあげましょう。
怖がる音があったら、おやつをあげながら「怖くないよ」と教えてあげるのがコツ。毎日の生活の中で、ちょっとずつ慣らしていけば大丈夫です。
3.抱っこして近場を散歩する
かかりつけの獣医さんに相談して問題なければ、抱っこでお外デビューもできるかもしれません。地面を触れさせないこと、他の犬との触れあいを避けることを徹底して、外の環境に慣れさせてあげましょう。
最初は家の周りを5分ほど。慣れてきたら、少しずつ距離や時間を延ばしていきます。外の環境に慣れることで、本格的なお散歩デビューもきっと上手くいきますよ。
4.家族以外の人に触れる機会を設ける
社会化のために、色んな人との出会いも大切です。ただし、はじめから誰にでも触られるのはストレスを感じてしまうかもしれません。まずは、よく会う親戚や友人から始めましょう。
子犬の様子を見ながら、優しく声をかけたり、撫でたりする時間を作ってあげてください。怖がらずに人と触れ合えるようになると、お出かけ先でも安心です。
子犬のお出かけに必要な持ち物リスト
お出かけする際は、必要なものを用意しておくと安心です。以下の子犬のお出かけに必要な持ち物リストを参考にしてみてください。
【基本の持ち物】
リード・首輪 | 散歩中逃げないために必要。 |
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ペットボトル水 | 喉が渇いたときの水分補給やトイレ後の流し用に必要。 |
うんち袋 | 散歩中のマナーとして必須。予備を含めて3枚程度持っておくと安心。 |
ウェットティッシュ | 足やお尻の汚れを拭くために必要。 |
おやつ | 短時間のお出かけなら少量で十分。ご褒美用に持っていく。 |
おもちゃ | 急に落ち着かなくなったときなどに、お気に入りのもので気を紛らわせます。 |
迷子札 | 飼い主の連絡先を記載しておく。 |
【旅行する際に追加で必要なもの】
鑑札・各種証明書類 | 予防接種証明書など。体調が悪くなった時の病院受診で必要。 |
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クレート・キャリーバック | 旅先のホテル・交通機関で必要になるケースがある。 |
マナーベルト・マナーパンツ | 慣れない場所でのトイレ対策に。着脱しやすいものを選ぶ。 |
お手入れグッズ | ブラシやタオル、消臭スプレーなど。 |
子犬のお出かけ・旅行で注意したいポイントとは?
ここでは、子犬のお出かけ・旅行で注意したいポイントを紹介します。
- 体調をしっかりチェックする
- 車に慣らしてからでかける
- 道に落ちているものを誤飲しないよう気をつける
- トイレのマナーを守る
- 天気や気温を確認する
- 周囲に気を配る
それぞれの注意点を詳しく見ていきましょう。
体調をしっかりチェックする
お出かけ前は、いつも以上に子犬の様子を見てあげることが大切です。「食欲はあるかな?」「元気に遊んでいるかな?」と確認し、普段の生活の中でのちょっとした変化を見逃さないようにしましょう。
具合が悪そうなときは無理をせず、家でゆっくりさせてあげます。体調が万全な状態でお出かけデビューさせてあげましょう。
車に慣らしてから出かける
車に乗るのが初めての子犬は、揺れや振動が怖いと感じることも。はじめは短い距離から始めて、徐々に長い時間で慣らしていきましょう。お気に入りのおもちゃを持たせたり、助手席の人が声をかけてあげたりすると安心できます。
乗り物酔いが心配な場合は、獣医さんに相談して酔い止めを処方してもらうのも良いでしょう。
道に落ちているものを誤飲しないよう気をつける
好奇心旺盛な子犬は、道に落ちているものに興味津々。とはいえ、タバコの吸い殻や食べ物のカス、小石など、食べてしまうと危険なものがたくさんあります。
公園や人通りの多い場所では要注意です。散歩中はこまめに様子を見て、危なそうなものには近づけないようにしましょう。
トイレのマナーを守る
トイレは決められた場所でするように教えてあげましょう。
うんちは必ずお持ち帰り、おしっこをした場所は水で流すなど、周りの人に迷惑をかけないことが大切です。お散歩バッグには、マナー袋と水を忘れずに入れておきましょう。
天気や気温を確認する
子犬は体温調節が苦手です。個体差はありますが、暑すぎても寒すぎても体調を崩しやすいです。
夏は朝晩の涼しい時間を選び、地面が熱くないか温度もチェックした上でお出かけします。冬は防寒具を着せてあげましょう。雨の日は足元が滑りやすいので、短めのお散歩にするのがおすすめです。
周囲に気を配る
子犬は可愛いですが、苦手な人もいます。人や他の犬とすれ違うときは一定の距離を取って避けましょう。自転車や車にも注意が必要です。リードは短めに持って、子犬が急に飛び出さないようにしてください。
しっかり準備して、子犬とのお出かけを楽しみましょう
健康と安全を第一に考えながら、子犬とのお出かけを楽しみましょう。今回ご紹介したポイントを参考に、愛犬との素敵な時間を過ごしてくださいね。
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