子犬をお迎えするにあたって必要な準備
子犬をお迎えするにあたって必要な準備には、以下の3つがあります。
- 必要なものを準備する
- 安全に過ごせる環境を整える
- 犬の特性を知る
必要なものを準備する
子犬を迎えるにあたって、まずは必要なものを用意しましょう。具体的には、子犬の生活スペースとなるサークルやトイレ、ドッグフードなどです。初めて犬を飼う場合は、必要なものがたくさんあるため、漏れのないように準備しましょう。
なお、必要なものは以下の記事で詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。
安全に過ごせる環境を整える
安全に過ごせる環境を整えることも、子犬をお迎えするにあたって欠かせません。
子犬は好奇心旺盛であり、気になると足で触れたり口に咥えたりすることがあります。そのため、触れると危ないものは子犬の手の届かない場所に保管し、床に置かないようにしてください。
中でも、電気コードには注意が必要です。最悪の場合、感電死する恐れがあるため、子犬が触れないように隠しましょう。
犬の特性を知っておく
子犬をお迎えする前には、犬の特性を知っておくことも肝心です。特に初めて犬を飼う場合は、犬の特性を知らないと、どうやってお世話をしたらよいかわからないでしょう。
特性は、犬種ごとに異なります。例えば、人気が高いチワワの場合は、飼い主さんに対する愛情が深く、警戒心が強い性格をしています。そのため、たくさんコミュニケーションをとりつつ、子犬の頃からさまざまな環境に触れさせることが大切です。
このように、飼う犬種によって最適な育て方があります。petmiでは、犬種ごとに育て方のポイントを紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
子犬のお迎え当日の持ち物
子犬のお迎え当日の持ち物は、以下の通りです。
- クレートもしくはキャリー
- ペットシーツ
- ポリ袋・タオル・ティッシュ
お迎えは、クレートもしくはキャリーに子犬を入れるようにします。ちなみに、移動手段は車でも公共交通機関でも問題ありません。
また、帰宅途中に粗相したり、乗り物酔いによって嘔吐したりする可能性があるため、ペットシーツは余分に持っていきます。さらに、それらの事態に備えて、ポリ袋・タオル・ティッシュもあると安心です。
子犬のお迎え先で確認すること
子犬をお迎えする際には、以下の内容を確認して子犬の近況を把握することが重要です。
- 食事の量とタイミング
- トイレのタイミング
- 健康診断と混合ワクチンの接種の有無
- マイクロチップの装着有無
- ノミ・ダニ対策
- 飼育やしつけにおいて不安なこと
とくに食事とトイレに関しては、お迎え後もこれまでと同じタイミングで行えるのがベストです。そのため、直近の頻度だけでなく、当日何時頃に食事を与えたのか、トイレをしたのかも忘れずに確認しましょう。
子犬のお迎え初日の過ごし方
子犬と一緒に帰宅したら、いよいよ子犬との生活がスタートです。しかし、初日は新しい環境に慣れないため、ゆっくりと休ませてあげるようにします。
まずは、事前に準備しておいたケージやサークルに入れてあげて、自分の居場所であることを教えてあげます。その際、お迎え先から譲り受けたおもちゃや毛布などがあれば、一緒に入れてあげると、安心するはずです。
初日からしつけをする必要はありませんが、トイレトレーニングだけは行いましょう。お迎え先で聞いたトイレのタイミングを参考に、適宜トイレに誘導します。成功したら、たくさん褒めてあげることが大切です。
また、食事はお迎え先と同じものを用意しておきます。緊張して食べないときは、無理に食べさせる必要はありません。基本的にはハウスで過ごしてもらい、静かな環境で休ませてあげましょう。
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子犬のお迎え後の注意点
子犬のお迎え後の注意点は、以下の4点です。
- 3日間はゆっくり休ませてあげる
- 健康状態をよく観察する
- 鳴いてもケージから出さないようにする
- 1週間ほど経ったら定期検診に連れていく
3日間はゆっくり休ませてあげる
子犬をお迎えしてから3日間は、ゆっくり休ませて、新しい環境に慣れてもらうことが大切です。
無理に遊ばせたり、たくさんの人に会わせたりすると、子犬の体力が消耗してしまいます。特に、子どもがいる家庭では、子犬を遊ばせすぎてしまうことがよくあります。疲れが溜まると、低血糖や脱水症状を起こす可能性があるため、注意が必要です。
子犬は平均して14〜17時間ほど寝ます。十分な睡眠を確保できるように、安全で静かな環境を提供してあげましょう。
健康状態をよく観察する
子犬のお迎え後は、健康状態をよく観察するようにします。食欲がない、元気がない、嘔吐や下痢があるなどの症状が見られた場合は、すぐに動物病院に相談する必要があります。
また、目や耳、皮膚の状態も定期的にチェックします。耳が痒そうな仕草を見せる場合は、ダニがいる可能性があります。その場合は、動物病院でダニの駆除薬を投薬してもらえば問題ありません。
お迎え後すぐは、環境が変わってストレスがかかり、健康に支障をきたしやすいタイミングです。飼い主さんは責任を持って、子犬の健康状態を確認するようにしましょう。
鳴いてもケージから出さないようにする
犬をケージに入れた際、鳴いたとしても出さないことが重要です。一度出してしまうと、鳴けば出してくれると学習してしまい、いつまで経ってもケージに慣れてくれません。
寝るときも同様です。新しい環境に慣れず、寂しそうに鳴くことがありますが、ここは我慢しましょう。3日ほど経つと、夜鳴きは落ち着きます。
新しい環境に早く慣れてもらうためには、鳴いてもケージから出さないことを徹底することが大切です。
1週間ほど経ったら定期検診に連れていく
子犬をお迎えして1週間ほど経ち、新しい生活に慣れてきたら、定期検診に連れていきます。
最初の定期検診では、子犬の健康状態をチェックしてもらい、今後のワクチン接種の予定を相談します。なお、動物病院は口コミなどを参考にして、信頼できるところを見つけておきましょう。
犬の健康診断については以下の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
まとめ
この記事では、子犬をお迎えする準備や初日の過ごし方、お迎え後の注意点などを解説しました。
お迎え初日は、子犬はとても緊張しています。そのため、ゆっくりと休める環境を用意して、少しでも早く慣れてもらうことが大切です。この記事で紹介した内容を参考にして、子犬との新しい生活を楽しんでくださいね。