子犬におやつを与えていい？
おやつは必ずしも与える必要はありません。子犬の時期は成長するためにも、バランスの良い食事が基本です。普段の総合栄養食で必要な栄養は十分に取れるため、おやつはあくまでもコミュニケーションやトレーニングを楽しくするための”プラスα”として活用しましょう。
ただ、子犬におやつを与える際は、時期やタイミングが大切です。次の章で詳しく見ていきましょう。
ドッグフードの正しい選び方 | 種類や目的、年齢別に選ぶポイントを紹介
子犬のおやつはいつから？
おやつは子犬の成長に合わせて与えることが大切です。生後2〜3ヶ月、離乳食が終わるまではおやつは与えないようにしましょう。
生後3ヶ月以降から、少しずつ与え始めることができます。ただし、内臓などの消化機能が未熟な時期なので、与える量や種類には注意が必要です。最初は、柔らかくて小さいものから与えるのがおすすめです。
犬のおやつの種類
おやつには大きく分けて3種類あります。ジャーキー系、ボーロ・ビスケット系、ガム系です。それぞれ特徴が違うので、子犬の好みに合わせて選んでみましょう。
ジャーキー系
鶏肉や牛肉を乾燥させたおやつです。噛む時間が長く、愛犬がじっくり楽しめます。さらに、歯垢予防にもなるメリットも。
ただし、塩分が高いものは体に負担がかかるのであげすぎには注意が必要です。また、硬すぎるジャーキーは歯に負担をかけることがあるので、愛犬の年齢や歯の状態を見て選びましょう。
ボーロ・ビスケット系
サクサクとした軽い食感で、どの年齢の犬でも食べやすいおやつです。サイズが小さく扱いやすいので、トレーニングのご褒美にもぴったりです。
ただし、カロリーが高めなので量には注意しましょう。さらに、粉っぽいものは喉に詰まりやすいため、水を用意しておくと安心です。
ガム系
長時間楽しめるおやつで、噛むことで歯のケアにも役立ちます。歯垢や歯石の予防になり、噛むことでストレス発散にもつながる一石二鳥のおやつです。
ただし、ガムをそのまま飲み込んでしまう危険があるので、愛犬のサイズに合ったものを選ぶことが大切です。また、食いちぎったかけらが喉に詰まることもあるため、あげるときは必ずそばで見守りましょう。
犬に与えるおやつの選び方
犬に与えるおやつの選び方は以下のとおりです。
- 愛犬が好んでいる
- 粒が小さくて飲み込みやすい
- 小さくちぎって与えられる
- 消化しやすい
- アレルギーがない
おやつを選ぶ際は、パッケージに記載されている対象年齢や与え方の注意事項もしっかりと確認しましょう。子犬は、消化機能がまだ未熟なため、気をつけて選ぶことが大切です。
新しいおやつは少しずつ試して、体調の変化やアレルギー反応が出ないか見守りましょう。
犬におやつを与える際の注意点・コツ
犬におやつを与える際の注意点・コツを紹介します。
- 与えすぎに注意する
- トレーニングやしつけのご褒美として与える
- おやつを与えるときは、必ず飼い主がそばで見守る
おやつの与えすぎに注意する
おやつの与えすぎに注意しましょう。おねだりが可愛くて、つい与えすぎてしまう飼い主もいるのではないでしょうか。しかし、おやつを与えすぎてしまうと、いつものフードを食べる量が減り、栄養が偏ってしまいます。
1日に与えるフード総量の10％が目安です。体型や体重に応じてフードの量を調整しましょう。
トレーニングやしつけのご褒美として与える
おやつは、トレーニングやしつけのご褒美として与えるのがおすすめです。おやつと一緒に褒めてあげることで、子犬はポジティブな経験として覚えてくれます。おやつを与えるときは、「よしよし」「えらいね」など、褒め言葉も忘れずにかけましょう。
また、正しいしつけができた直後にあげるために、皿やポーチなどに入れて準備しておくと便利です。
犬のしつけについて詳しく知りたい方は「犬のしつけ方 | 基本のしつけ一覧や上手に行うポイントを解説」も合わせてチェックしてみてください。
おやつを与えるときは、必ず飼い主がそばで見守る
おやつを与えるときは、必ず飼い主が側にいて様子を見守りましょう。初めてのおやつは、アレルギー反応や体調の変化がないか注意深く観察することが大切です。
また、むせたり、噛み切れなかったりしないよう、愛犬の大きさに合った適切なサイズのものを選びましょう。食べる速度が速すぎる場合は、小さく分けて少しずつ与えるなどの工夫も必要です。
犬のおやつはタイミングと量を守りましょう
おやつを使って犬とコミュニケーションを取ることで、一緒に過ごす時間が楽しくなったり、トレーニングの良い習慣が身についたりします。ただし、与えすぎは逆効果になることも。タイミングと量を守りながら、愛犬との絆を深めていきましょう。
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