マルックスの寿命
マルックスの寿命は、平均して14〜16年です。実はミックス犬は、純血種と比べると病気を発症する可能性が低く、長生きしやすいといわれています。そのため、他の犬種と比べると寿命は長めです。
犬の寿命は、遺伝の影響を受けやすいです。そのため、親が長生きであれば長生きする可能性があります。ただし、生活習慣や病気なども影響するため、一概にはいえません。
マルックスの親犬種であるマルチーズの寿命は12〜15歳、ダックスフンドの寿命は12〜16歳です。この2種は小型犬に分類され、マルックスも同じく小型犬です。小型犬は、大型犬と比べると寿命が長いとされています。
つまり、ミックス犬かつ小型犬のマルックスは、他の犬種と比べて長生きしてくれる可能性が高いでしょう。
マルックスに長生きしてもらう秘訣
マルックスは長生きしやすい犬種といっても、寿命に大きく影響するのは生活習慣です。生活習慣が悪ければ、病気にかかりやすくなってしまいます。生活習慣をよくしたり、見直すためには、以下の3つを心がけましょう。
- 定期検診を受けさせる
- 適切な食事を与える
- 適度な運動をさせる
それぞれ詳しく説明していきます。
定期検診を受けさせる
マルックスの健康状態を把握するためには、定期健診を受診することが大切です。頻度は、年に一回が目安です。シニア犬の場合は、年に二回診てもらうと安心でしょう。
犬は自分から不調を伝えられません。そのため、定期検診を受けていないと、知らないうちに病気になっている可能性があります。飼い主は責任をもって定期健診を受けさせるようにしましょう。
また、定期健診以外では、予防接種も必ず受けさせましょう。
適切な食事を与える
食事は、マルックスの寿命を左右する重要な要素です。人間と同じで、食べたいものを食べたいだけあげていたら、栄養過多になってしまいます。その結果、糖尿病や心臓呼吸器疾患などを引き起こしかねません。
当然ですが、犬が食べたら危険な食べ物(チョコレートや玉ねぎなど)を与えるのもNGです。基本的に、人間が食べているものは与えないようにしましょう。
その上で、年齢や体重、体質にあったドッグフードを選ぶことが大切です。まずは少量から試していき、マルックスにあったドックフードを見つけましょう。
適度な運動をさせる
マルックスに長生きしてもらうためには、適度な運動もポイントです。適度に運動することで、肥満や病気を予防したり、ストレス発散になったりします。マルックスの場合は、一日20〜30分散歩に行くことが推奨されています。
また、家で遊ぶことも好きなので、おもちゃを使ってたくさん遊んであげてください。運動や遊びは、健康に影響を与えるだけでなく、飼い主との絆を深める効果もあります。
マルックスがかかりやすい病気と予防法
ミックス犬は、親犬種がかかりやすい病気をそのまま遺伝することが多いです。マルチーズとダックスフンドのどちらの要素が強いかでも変わります。
マルックスがかかりやすい病気は、主に下記の3つです。
- 外耳炎
- 椎間板ヘルニア
- 膝蓋骨脱臼
それぞれの病気について、症状や予防法を解説していきます。
外耳炎
外耳炎は、垂れ耳の犬種に多い耳の病気です。耳の入り口から鼓膜までを外耳といい、その部分で炎症が起きるのが外耳炎です。耳にかゆみや痛みが生じるため、できるだけ早く動物病院に連れて行かなければなりません。
外耳炎は耳の中で菌が繁殖したり、異物が入ったりすることで発症します。とくに湿度が高い梅雨の時期は、発症しやすいので注意が必要です。
予防法
外耳炎を予防するためには、定期的な検診と耳の掃除が効果的です。検診で診てもらうことで、早期に炎症を見つけられる可能性があります。また、耳の掃除はやりすぎると傷つけてしまうことがあるので、同様に病院でお願いするといいでしょう。
椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアとは、椎間板が脊椎(せきつい)という神経の束を押しつぶしてしまう病気です。最初は痛みを伴い、進行すると歩けなくなってしまいます。
椎間板ヘルニアの原因は、老化や遺伝などです。親犬種であるダックスフンドの短足胴長な体型は、椎間板ヘルニアを発症しやすいとされています。そのため、ダックスフンドの体型を受け継ぐと、マルックスも発症する可能性が高まるでしょう。
予防法
椎間板ヘルニアを予防するためには、適度な運動と食事が重要です。これらを心がけて、ある程度の筋肉をつけ、標準体重を維持するようにしましょう。
また、膝や関節に負担をかけないために、フローリングの場合はマットを引くなどの対策も効果的です。同じ理由から、マルックスにとって負担のかからない姿勢で抱っこすることも心がけてください。
膝蓋骨脱臼
膝蓋骨脱臼とは、犬の後ろ足の膝蓋骨が正常な位置から外れてしまう病気です。比較的小型犬がなりやすい病気といわれています。そのため、先天的なものが多いですが、高いところから落ちてしまい、膝蓋骨脱臼になる場合もあります。
予防法
膝蓋骨脱臼は、膝や関節への負担が原因となることもあります。そのため、椎間板ヘルニアと同じく、適度な運動が欠かせません。また、フローリングの対策も行ってください。マットを引いたり、滑り止めのワックスをかけるのがおすすめです。
マルックスを飼う上で知っておきたいこと
マルックスを飼う上で、以下の3つに関しては知っておくといいでしょう。
- 抜け毛
- ブラッシング
- お留守番
抜け毛
マルックスはふわふわで抜け毛が多そうに見えますが、実は抜け毛が少ない犬種です。
マルックスは、マルチーズの毛質を受け継ぐ傾向にあります。マルチーズの毛質は、ふわふわで抜け毛が少ないのが特徴であるため、マルックスも抜け毛が少ないのです。そのため、室内でも飼いやすいでしょう。
ブラッシング
ブラッシングはこまめに行ってあげる必要があります。マルックスはふわふわな毛質であることが多く、すぐに絡まります。そのままにすると汚れがついてしまうので、こまめなブラッシングは欠かせません。
お留守番
マルックスは、甘えん坊な一面があります。そのため、長時間家を空けると、寂しがってしまいます。長時間の外出は、なるべく避けるようにしましょう。
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マルックスの平均寿命は14~16年
この記事では、マルックスの寿命について紹介しました。マルックスの寿命は、平均して14〜16年です。ミックス犬かつ小型犬のため、他の犬種と比べて長生きしてくれる可能性が高いです。
ただし、マルックスの寿命は生活習慣に左右されます。そのため、適切な食事をあげたり、適度な運動をさせることを心がけてください。また、年に一度は定期健診に行くことで、病気を早期に発見できる可能性があるでしょう。
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