ビーグルの平均寿命
ビーグルの平均寿命は、約12〜15歳とされています。ビーグルは先天的な病気にかかりにくく、他の中型犬と比べると寿命は長めです。
しかし、あくまでも平均寿命であり、実際の寿命には個体差があります。ビーグルに長生きしてもらうためには、適度な運動と体重の管理が欠かせません。また、たくさんの愛情を持って接し、精神的な安定を提供してあげることも大切です。
少しでも一緒に時間を過ごせるように、これらのポイントに注意してお世話をしていきましょう。
ビーグルの最高齢
ビーグルの最高齢は28歳です。ちなみに、全ての犬種の中でもっとも長生きしたのは、オーストラリアン・キャトル・ドッグという犬種です。29歳5ヶ月という記録は、ギネス記録に認定されています。
人間に換算すると何歳?
ビーグルの寿命を12〜15歳とした場合、人間の年齢に換算すると、68〜80歳とされています。犬の年齢は、以下の方法で人間の年齢に換算できるので、ぜひ参考にしてみてください。
- 1歳:人間で15歳
- 2歳以降:1歳で+4~5歳
ビーグルがかかりやすい病気
ビーグルがかかりやすい病気は、以下の5つです。
- 肥満
- 椎間板ヘルニア
- クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)
- 外耳炎
- 歯周病
それぞれの病気について解説していきます。
肥満
ビーグルは食欲旺盛なので、食事の量を管理しないと肥満になりやすいです。運動不足が原因となることもあります。
肥満になると、骨や関節に負担がかかり、怪我の原因になります。また、糖尿病や心臓病を引き起こすリスクも高まるでしょう。
椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアとは、背骨の骨の間にある椎間板が変形して、脊椎や神経を圧迫してしまう病気です。症状が進むと、激しい痛みが生じて、歩行が困難になってしまいます。
椎間板ヘルニアは胴の長い犬種によくみられますが、ビーグルもその中の一種です。肥満によって引き起こされてしまうこともあるので、適度な食事と運動で予防しましょう。
クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)
クッシング症候群とは、副腎からホルモンが過剰に分泌されることで、多尿・体重増加・脱毛などの症状がみられる病気です。特に高齢のビーグルはこの病気にかかりやすいとされています。
トイレの頻度が増えた、皮膚が薄くなっているなどの症状がみられたら、すぐに動物病院に連れていくことをおすすめします。完治させることは難しいですが、早期の治療でこれまで通りに過ごしてもらうことが可能です。
外耳炎
垂れ耳のビーグルは、外耳炎にも注意が必要です。外耳炎とは、耳の穴から鼓膜までの耳道に炎症が起こる病気であり、かゆみや痛みなどの症状があります。
外耳炎を防ぐためには、耳の中を清潔な状態に保ってあげることが大切です。その際、綿棒を使うと耳を傷つけてしまう可能性があるので、コットンなどを使って表面を軽く拭いてあげるのがおすすめです。
もしくは、動物病院に行けば、耳を綺麗に洗浄してくれます。動物病院などを上手く活用しながら、綺麗な状態を維持してあげましょう。
歯周病
歯周病とは、食べかすなどが歯石となり、歯肉の炎症や歯の腐食を引き起こしてしまう病気です。悪化すると骨や靭帯にまで影響を及ぼしてしまうため、予防が肝心です。
毎日ブラッシングをして、口の中を綺麗に保ってあげましょう。歯磨きが苦手なビーグルも多いので、子犬の頃から歯磨きをして慣れさせることをおすすめします。
ビーグルに長生きしてもらうためには?
ビーグルに長生きしてもらうためには、以下の5つを心がけましょう。
- 十分な運動をさせる
- 食事の量を管理する
- お手入れを怠らない
- 定期検診に連れていく
- たくさんスキンシップを取る
それぞれ具体的に説明していきます。
十分な運動をさせる
ビーグルは狩猟犬として昔から走り回っていたため、運動量が必要な犬種です。そのため、毎日運動をさせて、体力を維持させたり、ストレスを発散させたりすることが大切です。
運動の目安は、1日30分の散歩を2回ほどです。もちろん個体差があるので、愛犬に適した運動量を心がけましょう。
ビーグルには探究欲求があるため、散歩のコースを定期的に変えてあげると刺激になります。また、もし時間が取れるときは、ドッグランで思いっきり走り回らせてあげることもおすすめです。
食事の量を管理する
ビーグルは食欲旺盛であり、食べたいだけあげていると、すぐに太ってしまいます。そのため、愛犬に適した量をきちんと量った上で、与えることが肝心です。適量は、ドッグフードのパッケージに記載されているものを参考にすると良いでしょう。
当然、人間が食べているものを与えるのはNGです。しかし、ビーグルが届くところに食べ物を置いていると、誤って食べられてしまうことがあります。食べ物はしっかりと管理して、誤飲・誤食がないように気をつけましょう。
その他、ビーグルを飼う上で必要なしつけについては以下の記事でも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
日々のお手入れを怠らない
日々のお手入れも、ビーグルの健康寿命を伸ばすことにつながります。ビーグルに必要なお手入れには、次のようなものがあります。
- ブラッシング
- シャンプー
- 耳掃除
- 歯磨き
- 爪切り
ビーグルはダブルコートであり、時期によっては大量の抜け毛が発生します。そこで、ファーミネーターなどを用いて、定期的に毛を取り除いてあげるのがおすすめです。なお、抜け毛に関しては以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
ビーグルの抜け毛は多い?トリミングは必要?被毛に関する疑問にお答えします!
また、耳掃除や歯磨き、爪切りも欠かせないお手入れです。怠ると病気や怪我の原因となる恐れがあるので、定期的に行ってあげましょう。
定期検診に連れていく
ビーグルに長生きしてもらうためには、定期検診も重要です。犬の病気は見た目でわかるものもあれば、わからないものもあります。そのため、定期的に検診に連れていくことで、病気を発見できる可能性が高まるのです。
また、定期検診では、ビーグルを育てる上でのアドバイスを提供してくれたり、耳掃除などの自宅ではなかなかできないケアを行ってくれたりします。年に1回以上は定期検診に連れていき、専門家からの適切なサポートを受けましょう。
たくさんスキンシップを取る
何よりも、たくさんスキンシップを取り、信頼関係を構築することが大切です。ビーグルは飼い主に対する愛情が深く、社交性のある犬種です。そのため、スキンシップを取ることが、心の健康につながります。
また、スキンシップを取る中で、いつもとは違う変化に気づくかもしれません。例えば、皮膚に炎症ができていたり、口臭がしたりするようであれば、病気の初期段階の恐れがあります。注意を払い、変化を見逃さないようにしましょう。
なお、ビーグルの性格については以下の記事で紹介しているので、こちらもチェックしてみてください。
ビーグルの平均寿命や病気について理解したら飼い始めよう
この記事では、ビーグルの平均寿命やかかりやすい病気、長生きしてもらうためのポイントについて解説しました。
ビーグルの平均寿命は約12〜15歳です。長生きしてもらうためには、適度な運動や食事、そしてスキンシップを心がけましょう。
ビーグルの平均寿命やかかりやすい病気について理解したら、ビーグルを飼い始めましょう。もしまだ飼うビーグルが決まっていない場合は、「petmi」で探す方法がおすすめです。
petmiとは、全国のペットショップから子犬・子猫を探せるサイトです。複数のビーグルを比較できるので、きっとお気に入りのビーグルが見つかるでしょう。ぜひお気軽に覗いてみてくださいね。