人気犬種の価格一覧
人気犬種の平均価格は、以下の通りです。
犬種 | 平均価格 |
---|---|
トイプードル | 約304,800円 |
チワワ | 約291,281円 |
柴犬 | 約286,231円 |
ミニチュアダックスフンド | 約265,586円 |
ポメラニアン | 約356,475円 |
ミニチュアシュナウザー | 約265,032円 |
ヨークシャテリア | 約273,747円 |
すべての価格は、petmiが集計した販売データを参考にしています(2024年5月時点)。人気犬種ということもあり、どの犬種も30万円前後の価格となっています。
この中でもっとも高いのはポメラニアンであり、もっとも安いのはミニチュアシュナウザーです。もちろんすべてのポメラニアンが高いわけではなく、40万円以上するポメラニアンもいれば、10万円代のポメラニアンもいます。
人気ランキング上位に入るこれらの7犬種の価格と特徴について、以下で詳しく紹介します。
トイプードル
トイプードルの値段の平均は、約304,800円です。日本でもっとも人気のある犬種であり、ペットショップで見かける機会も多いのではないでしょうか。
トイプードルはJKC(ジャパンケンネルクラブ)によって11色の毛色が認められており、その中でもレッドが特に人気です。そのため、レッドのトイプードルは平均価格よりも高い傾向があります。
トイプードルは見た目のかわいらしさ、社交的な性格、そして抜け毛が少ないという飼いやすさから人気を集めています。
チワワ
チワワの平均価格は約291,281円です。近年、体重が1kg以下の小さなチワワが人気を集めており、小さいほど値段が高くなります。また、人気のあるブラックタンや珍しいマールの毛色を持つチワワは、相場よりも高い価格で販売されています。
チワワは小柄な体型やうるうるした瞳、飼い主さんに対する献身性から大人気です。ただし、抜け毛が多いことや、わがままな性格になる恐れがあることには、注意が必要です。
柴犬
柴犬の平均価格は約286,231円です。日本国内だけでなく、近年は海外からも注目を集めています。
柴犬も小さいサイズが人気です。「豆柴」「小豆柴(あずきしば)」と呼ばれる通常サイズよりも小さい種類は需要が高く、価格も高めに設定されています。
柴犬はもともと猟犬として活躍していたので警戒心が強い性格をしていますが、飼い主さんの前では甘えん坊になることも。そのギャップに魅力を感じて購入する人が多いようです。
ミニチュアダックスフンド
ミニチュアダックスフンドの値段の平均は約265,586円で、他の犬種と比べて購入しやすい価格です。ミニチュアダックスフンドの特徴は、短足胴長の体型です。この足と胴体のバランスがいいと、価格が高くなる傾向にあります。
普段は落ち着いていますが、外に出ると元気に走り回ります。長年人気があり、人気ランキングでは常に上位にいる犬種です。
ポメラニアン
ポメラニアンの平均価格は約356,475円で、高めの価格設定となっています。オレンジやホワイトといった毛色が人気で、これらのカラーは特に高価です。
ポメラニアンはぬいぐるみのような見た目や、マンションでも飼いやすいサイズから人気を集めています。性格は活発で友好的であり、初めて犬を飼う人でも飼いやすいです。
ミニチュアシュナウザー
ミニチュアシュナウザーの値段の平均は、約265,032円です。今回取り上げた犬種の中ではもっとも安い犬種ですが、その魅力は他の犬種に劣りません。
口ひげと長い眉毛がチャームポイントであり、おじさんのような愛嬌のある外見がなんともかわいらしいです。明るくて友好的な性格や抜け毛が少ないことから、飼いやすいと人気を集めています。
ヨークシャーテリア
ヨークシャーテリアの平均価格は約273,747円です。他の犬種と同じように、サイズが小さいと価格は高くなります。また、ヨークシャーテリアの魅力である美しい毛並みも価格に影響します。
ヨークシャーテリアは活発で甘えん坊な性格をしている一方で、警戒心や独立心が強いです。そのため、きちんとしたしつけや子犬の頃からの社会化が重要になります。
犬の値段は何で決まる?
犬の値段は、以下の要素で決まります。
- 性別
- 毛色
- 大きさ
- 見た目
- 血統
- 毛色
- 毛質
- 健康状態
犬は犬種ごとにスタンダードが細かく決められており、そのスタンダードに近いほど値段が高くなります。また、小さいサイズや人気の毛色は需要が高いため、価格も高く設定されます。
性別に関しては、メスの方が希少価値が高く、値段が高いです。メスは繁殖ができるため、ブリーダーが手元に残したいと考え、販売に出さないことが多いためです。
さらに、健康状態がよくない犬は、安く販売されることがあります。しかし、安いからといって購入すると、後で病気にかかり医療費がかさむ可能性があります。そのため、安いからといって無闇に購入しないようにしましょう。
犬を購入するときにかかる費用
犬を購入するときにかかる費用は、以下の通りです。
項目 | 平均費用 |
---|---|
犬の購入費用 | 約30万円 |
飼育グッズの購入費用 | 約5万円 |
各種ワクチン接種の費用 | 約3,000円/回 |
初回健康診断の費用:約10,000円 | 約10,000円 |
マイクロチップの装着費用 | 約5,000円 |
畜犬登録の費用 | 約3,000円 |
犬の購入費用以外にも、さまざまな費用がかかります。とくに負担が大きいのは、飼育グッズの購入代です。すでにグッズがある場合は、この費用は不要です。
また、健康診断やワクチンの接種にも費用がかかります。これらの手続きには時間もかかるため、犬を購入した直後は、仕事やプライベートの予定に余裕を持っておくとよいでしょう。
犬を飼ってからかかる費用
犬を飼ってからかかる費用は、以下の通りです。
項目 | 平均費用 |
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ペットフードやシーツなどの日用品 | 約6,000円/月 |
ペットサロンの費用 | 約6,000円/回 |
各種ワクチン接種の費用 | 約3,000円/回 |
健康診断の費用 | 10,000円/回 |
怪我や病気をした際の治療費 | 症状によって異なる |
保険料 | 約2,000〜10,000円/月 |
犬を飼ってからも、毎月継続して費用が発生します。
大きな割合を占めるのは、日用品とペットサロンの費用です。トリミングが必要でない犬種であれば、サロンを利用しなくても済みます。しかし、シャンプーや爪切りなどを行ってくれるため、お世話の手間を軽減できるのがメリットです。
また、犬の治療費は医療保険制度がないため、全額自己負担となります。そのため、ペット保険に加入しておくことで、もしものときの治療費の負担を軽減できるでしょう。
犬を飼うのにかかる費用は?初期費用や月々、年間、生涯の出費を解説
犬を飼うときは犬の値段と初期費用を準備しよう
この記事では、人気犬種の平均価格を紹介した上で、犬の値段が決まる要素や、犬を飼うのにかかる費用を解説しました。
犬の価格は30万円前後です。犬の購入費用に加えて、飼育に必要なグッズを揃えたり、毎月ドッグフードを購入したりすると、かなりの費用になります。そのため、事前に必要な費用を把握して、準備ができてから購入するようにしましょう。