ビションフリーゼの平均寿命は何歳?
アニコム損害保険株式会社の「家庭どうぶつ白書 2023」によると、ビションフリーゼの平均寿命は14.6歳と報告されています。犬全体の平均寿命は14.2歳であることから、平均と比べると寿命は長めです。
ただし、実際の寿命には個体差があります。ビションフリーゼが健康で長生きできるよう、適度な運動とバランスの良い食事、そして定期的な健康診断を欠かさず行うことが大切です。
なお、ビションフリーゼの年齢を人間の年齢に換算すると、以下のとおりです。
ビションフリーゼの年齢 | 人間の年齢 |
---|---|
1歳 | 15歳 |
2歳 | 23歳 |
3歳 | 28歳 |
4歳 | 32歳 |
5歳 | 36歳 |
6歳 | 40歳 |
7歳 | 44歳 |
8歳 | 48歳 |
9歳 | 52歳 |
10歳 | 56歳 |
11歳 | 60歳 |
12歳 | 64歳 |
13歳 | 68歳 |
14歳 | 72歳 |
15歳 | 76歳 |
16歳 | 80歳 |
17歳 | 84歳 |
18歳 | 88歳 |
19歳 | 92歳 |
20歳 | 96歳 |
ビションフリーゼがかかりやすい病気
ビションフリーゼがかかりやすい病気は、以下の5つです。
- 膝蓋骨脱臼(パテラ)
- 白内障
- 歯周病
- 皮膚病
- てんかん
それぞれの症状や予防法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
膝蓋骨脱臼(パテラ)
ビションフリーゼは小型犬のため、膝蓋骨脱臼(パテラ)を起こしやすいとされています。これは膝のお皿が本来の位置からずれることで、痛みや歩行異常を引き起こす病気です。
症状としては、片足を浮かせて歩く、スキップするような動きをするなどが挙げられます。放置すると関節炎や変形が進む場合もあるため、早期発見と治療が重要です。
膝に負担がかかることが原因のため、日頃からの体重管理、床の滑り止め、適度な運動などで予防に努めましょう。異変を感じたら、早めに動物病院で診察を受けることが大切です。
白内障
ビションフリーゼは加齢によって、白内障を発症しやすいと言われています。
白内障になると、水晶体が濁って視力が低下するため、目が白っぽく見えたり、周囲にぶつかったりすることがあります。進行すると失明する可能性もあるため、早期発見が肝心です。
軽度であれば点眼薬で治療できますが、重症化すると手術が必要になります。予防策としては、定期的に眼科検診を受けることが有効です。
歯周病
歯が小さく密集しているビションフリーゼは、歯垢や歯石がつきやすく、歯周病にかかりやすいとされています。
初期症状としては、口臭や歯肉の腫れ、出血などがあり、放置すると歯が抜けてしまうことも。
治療はもちろん可能ですが、歯周病は予防することが重要です。日頃からの歯磨きや歯磨きシートを活用して歯垢や歯石を取り除き、動物病院でも定期的に口腔検診を受けましょう。
歯周病については、以下の記事でも紹介しています。
皮膚病
柔らかく密な被毛をもつビションフリーゼは、湿気や汚れがこもりやすく、皮膚病を起こしやすい傾向があります。
代表的なものには、アレルギー性皮膚炎や膿皮症などがあり、かゆみや発疹、脱毛といった症状が見られます。
治療するには、まず原因を特定して、その原因を取り除くことが不可欠です。そのうえで、薬用シャンプーや外用薬、アレルギー対策のフードなどを用いて治します。
予防策としては、毎日のブラッシングや定期的なトリミングを心がけ、皮膚や被毛を清潔な状態に保つことが重要です。
てんかん
てんかんは、脳内の電気的な異常放電によって起こる発作性の病気です。発作時にはけいれんや意識消失、よだれなどさまざまな症状が現れます。
治療方法は、抗てんかん薬などを使うのが一般的ですが、発作の頻度や重症などによって異なります。発作の記録をつける習慣をもち、動物病院と連携して症状をコントロールすることが大切です。
生活環境を整え、ストレスを軽減することで、発作の予防や軽減につながります。
ビションフリーゼの健康寿命を伸ばす秘訣
ビションフリーゼの健康寿命を伸ばすためには、以下の4つを実践することが大切です。
栄養バランスの取れた食事
ビションフリーゼは小型犬で太りやすいため、栄養バランスの取れた食事を与えることが重要です。
高品質のドッグフードを選び、たんぱく質・脂質・炭水化物などのバランスが整っているか確認しましょう。関節の健康を維持してくれるをサポートする成分やグルコサミン・コンドロイチンを含むフードもおすすめです。
与えすぎは肥満につながるため、適量を守り、体重をこまめにチェックしましょう。
適度な運動
ビションフリーゼは活発な性格をしており、散歩や遊びが好きです。散歩は1日2回、1回あたり15〜30分を目安にして、年齢や体調に合わせて調整しましょう。
室内でも、おもちゃを使って遊ぶなど、軽い運動を取り入れることをおすすめします。
ただし、過度な運動は関節に負担をかける可能性があるため、注意が必要です。無理のない範囲で運動を習慣化させることで、ビションフリーゼの健康寿命を伸ばすことができます。
定期的な健康診断
年に1〜2回の定期健診を受けることで、初期段階で病気を発見でき、早期治療につなげられます。具体的には、血液検査やレントゲン、歯科検診など総合的な検査を受けると安心です。
また、ワクチン接種やフィラリア、ノミ・ダニ予防などのケアも動物病院での指導のもと定期的に行うことで、より健康的な生活を維持できます。
毎日のお手入れ
ビションフリーゼの被毛はふわふわで絡まりやすいため、毎日のブラッシングは必須です。被毛を清潔に保つことで、皮膚病の予防にもつながります。
その際、定期的なシャンプーやトリミングで被毛を短めに整えると、お手入れがしやすくなります。
また、デンタルケアも欠かせません。歯磨きを怠ると、歯周病のリスクが高まるため、毎日の歯磨きを習慣化しましょう。
ビションフリーゼの寿命ついて理解したら実際に飼い始めよう
この記事では、ビションフリーゼの平均寿命やかかりやすい病気について解説しました。
ビションフリーゼの平均寿命は14.6歳とされていますが、あくまで目安であり、実際の寿命は育て方や遺伝的要因によって大きく左右されます。
健康で長生きしてもらうには、栄養バランスの良い食事や適度な運動が欠かせません。ぜひこれらを実践して、ビションフリーゼとのかけがえのない時間をより長く楽しんでくださいね。
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