ビーグルの被毛の特徴
ビーグルの被毛は、比較的短くてしっかりしています。これは、ビーグルが昔から狩猟犬として活躍してきたことが理由です。過酷な環境から体を守るために、しっかりした毛質になったとされています。
犬の被毛は、ダブルコートとシングルコートの2種類に分類されます。ビーグルはダブルコートであり、アンダーコートとアウトコートの2層構造であることが特徴です。
ダブルコートには、寒さや紫外線といった外的要因から身を守る役割があります。一方で、換毛期は抜け毛が大量に発生するので、お世話が大変だと感じるかもしれません。
ビーグルの抜け毛は多い?
ビーグルの抜け毛はかなり多いです。なぜなら、ビーグルの被毛はダブルコートであり、季節の変わり目になると毛が生え変わるからです。
季節の変わり目とは春と秋を指し、具体的な時期は3〜5月と9〜11月です。特に3〜5月は、夏に向けて毛が大量に抜けるので、念入りにお手入れや対策をする必要があります。
ビーグルの抜け毛のお手入れ・対策
ビーグルの抜け毛のお手入れ・対策は以下の5つです。
- ブラッシングをする
- シャンプーをする
- 洋服を着させる
- こまめに床を掃除する
- ソファーなどの家具にカバーをつける
それぞれの対策について紹介していきます。
ブラッシングをする
ビーグルの抜け毛対策としてもっとも有効なのが、こまめなブラッシングです。ブラッシングをすることで、毛が抜け落ちる前に絡めとることができます。頻度は2〜3日に1回が目安ですが、換毛期はできれば毎日行ってあげましょう。
おすすめのアイテムは、ラバーブラシとファーミネーターです。ビーグルは短毛なので、柔らかいラバーブラシが適しています。また、ファーミネーターを使えば、抜け毛をごっそり取り除くことができます。
ただし、ファーミネーターの使いすぎには要注意です。抜けていない毛まで取り除いてしまうので、週に1回程度の使用に留めましょう。
シャンプーをする
ビーグルの抜け毛対策として、シャンプーも効果的です。適切な頻度でシャンプーをすることで、抜け毛だけでなく、汚れや皮脂も落とせます。目安は、2〜3週間に1回程度です。
ビーグルは短毛で皮膚に刺激を与えやすいので、なるべく低刺激の犬用シャンプーを選びましょう。また、すすぎ残しは皮膚病の原因になるため、しっかりと流すことが大切です。
洋服を着させる
洋服を着させることも、抜け毛の対策としておすすめです。実際に抜け毛が減るわけではないですが、床に落ちるのを防ぐことができます。
また、ビーグルはアレルギー性皮膚炎になりやすいです。服を着させることでアレルゲンから守ることもできるので、一石二鳥と言えます。
なお、服に付いた抜け毛は粘着クリーナーなどで適宜取り除き、清潔な状態のものを着させてあげましょう。
こまめに床を掃除する
ブラッシングやシャンプーをしても、少なからず抜け毛は床に落ちてしまいます。そのため、こまめに床を掃除することが、抜け毛の対策に欠かせません。
ビーグルの毛は一本一本しっかりしており、カーペットに刺さってしまうことがあります。その場合は、掃除機や粘着クリーナーで取り除くことが難しく、ゴム手袋を使うとかき集めることができます。
ソファーなどの家具にカバーをつける
ソファーなどの家具にカバーをつけておけば、掃除の負担を軽減することができます。特にソファーは毛が奥まで入り込んでしまうと、なかなか取れません。
そのため、カバーを取り付けて、汚れたらその都度洗濯をするのがおすすめです。抜け毛以外の思わぬ汚れにも対応できるので、犬を飼っている方は用意して損はないでしょう。
ビーグルの抜け毛対策をしないとどうなる?
ビーグルの抜け毛対策をしないと、ビーグルにも飼い主さんにも悪影響です。
ビーグルにおいては、抜け毛がいつまでも体に付着していると、体温調節ができなくなってしまいます。そのため、飼い主さんがブラッシングなどをして、抜け毛を取り除くのをサポートしてあげることが大切です。
体温調節ができなくなる以外にも、
- 湿気が溜まり体臭が強くなってしまう
- 皮膚病を引き起こしてしまう
などのデメリットがあります。
また、飼い主さんにとっても、犬の毛が部屋に散乱していると、アレルギーの原因となります。ビーグルと飼い主さんの健康を守るために、特に換毛期は抜け毛のお手入れや対策を怠らないようにしましょう。
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ビーグルにトリミング(カット)は必要?
ビーグルはダブルコートで短毛種なので、トリミング(カット)は不要です。伸びる前に毛が抜けるので、カットをする必要がありません。
ただし、抜け毛は多いので、トリミング以外のお手入れを定期的にしてあげることが大切です。
ビーグルの被毛について理解したら飼い始めよう
この記事では、ビーグルの被毛について紹介しました。ビーグルは抜け毛が多く、換毛期は対策が欠かせません。ブラッシングやシャンプーを定期的に行い、こまめに掃除をすることで、ビーグルと飼い主さんの健康を守りましょう。
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