トイプードルにしつけはなぜ必要?
しつけとは、犬と飼い主さんが快適で安全な生活を送るために必要なルールを教えることです。きちんとしつけることで、第三者に迷惑をかけず、犬自身もストレスがかからず、安心して暮らすことができます。
トイプードルは賢くて人懐っこい性格をしており、比較的しつけやすい犬種です。かといってきちんとしつけないと、吠え癖がついたり、分離不安を引き起こしたりする恐れがあります。
そのため、以下で紹介するしつけ方法を参考にして、愛犬とより楽しく充実した毎日を過ごしてくださいね。
トイプードルのしつけはいつからするの?
トイプードルのしつけは、家に迎えた日から始めましょう。お互いが快適に生活するためには、早めにしつけを始めることが大切です。
また、犬の生後3週〜12週は「社会化期」と呼ばれ、さまざまな情報を吸収しやすい時期とされています。
法律によって犬を迎えられるのは生後8週以降と定められており、迎え入れるタイミングがちょうど社会化期に当たることもあるでしょう。この時期に迎えた場合は、とくに意識をしてしつけを行うことが重要です。
社会化期にしつけを始めることで、トイプードルは多くのことをスムーズに吸収し、育てやすい性格に育つ可能性が高まります。
トイプードルに必要な5つのしつけ
トイプードルを迎え入れてから実践したい5つのしつけを具体的に紹介します。
1.社会化トレーニング
まずは新しい生活に慣れてもらうことが重要です。新しい音や物、人に慣れてもらう社会化トレーニングも、しつけの一環です。
また、飼い主さんは積極的にスキンシップをとり、信頼関係を築いていきましょう。これらを実践することで、徐々に新しい生活に慣れてきて、ほかのしつけを実践しやすくなります。
2.トイレトレーニング
トイレトレーニングは、家に迎え入れた日から始める必要のあるしつけです。トイプードルが粗相してしまうと、飼い主さんの掃除の負担も大変になります。
トイレトレーニングを成功させるためには、まずトイレの環境を整えることが大切です。トイプードルの様子を観察して、排泄しそうな素振りがあれば、準備をしたトイレに誘導します。
成功したら、たくさん褒めてあげることがポイントです。もし失敗してしまっても、決して叱ってはいけません。成功体験が増えると、徐々に粗相が少なくなっていきます。
3.基本的なコマンドを教える
基本的なコマンドを教えることで、飼い主さんとトイプードルのコミュニケーションがとりやすくなります。その結果、育てやすくなったり、危険な目に遭うことを回避できたりするため、生活に慣れてきた頃に教えましょう。
<基本的なコマンド>
- 座れ
- 待て
- 伏せ
犬が集中できる時間は短いので、時間をかけて教えるのではなく、短時間でのトレーニングを毎日繰り返すのが鉄則です。1回のしつけにかける時間は、子犬は3分、成犬は5〜10分ほどが目安です。
4.吠え癖に対するしつけ
トイプードルは警戒心や恐怖心、または興奮した気持ちなどから、吠えることがあります。吠え癖を直すには、その原因を明らかにして、取り除いてあげることが大切です。
例えば、訪問者に吠える場合は、リビングで遊びに集中させて気づかせないようにする方法が有効です。もしくは、訪問者からおやつを与えてもらい、警戒する人ではないということを伝えるといった方法もあります。
また、興奮して構ってほしくて吠える場合は、吠えても意味がないことを理解してもらうことが大切です。具体的には、吠えている間は反応せず、落ち着いたら褒めてあげます。これによって、吠えても言うことを聞いてもらえず、落ち着いたら飼い主さんが喜ぶということをわかってもらえるでしょう。
5.噛み癖に対するしつけ
噛み癖に関しても、噛む原因を探り、可能であれば取り除いてあげる必要があります。噛み癖の原因としては、以下が考えられます。
- ストレスが溜まっている
- 興奮している
- 甘えたい
- 歯が痒い
もしストレスや興奮が原因であれば、それを取り除いてあげましょう。また、甘えたくて噛んでいる場合は、噛まれたらそっとその場を離れてみてください。これを繰り返すことで、噛むと遊べなくなると理解するはずです。
トイプードルは、歯が痒くて噛むこともあります。対処法としては、犬が噛んでも問題のないおもちゃを用意しましょう。おもちゃを噛むことで、歯の痒みを解消し、人の手を噛まなくなります。
トイプードルをしつける際のコツ
トイプードルをしつける際のコツを3つ紹介します。
しつけのルールを統一する
トイプードルをしつける際は、しつけのルールを統一する必要があります。例えば、ご飯を与える前には「待て」をさせる、キッチンに入れさせないようにするなどです。
家族のうち、誰か一人でもルールを守らないと、トイプードルは何が正しいかがわからず混乱してしまいます。また、誰か一人が甘やかすと、ほかの人の言うことを聞かなくなる恐れもあるでしょう。
トイプードルを家に迎える前には、家族間でルールを決めておき、みんなで守ることが大切です。
根気よく続ける
トイプードルはしつけやすいとはいえ、決して簡単ではありません。教えたらすぐに覚えることはまれなので、根気強く、継続して伝え続けることが重要です。
もししつけに困ったら、しつけ教室などを活用するのも一つの方法です。必要に応じてプロの手も借りながら、うまくしつけていきましょう。
メリハリをつける
トイプードルをしつける際は、メリハリをつけることも大切です。いけないことをしたらきちんと「ノー」と伝え、いいことをしたらたくさん褒めてあげましょう。
トイプードルは人懐っこい性格をしており、飼い主さんのことが大好きです。そのため、褒められるととても喜び、絆が深まります。ぜひ、メリハリをつけることも意識してみてください。
トイプードルのしつけについて理解したら実際に飼い始めよう
この記事では、トイプードルのしつけ方やコツを紹介しました。トイプードルは比較的しつけやすいですが、手を抜くと、問題行動を起こしかねません。そのため、家族みんなで協力して、トイプードルをしっかりとしつけましょう。
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