チワプーの性格の特徴
チワプーの性格は、両親犬であるチワワとトイプードルどちらの性格を譲り受けているかで異なります。簡単に紹介すると、チワワは愛情深くて勇敢な性格、トイプードルは賢くて社交的な性格です。
それらの性格を受け継ぎ、チワプーは以下のような性格になる傾向にあります。
- 陽気で社交的
- 愛情深い
- 賢い
- 警戒心が強い
- 臆病
それぞれの性格について、詳しく紹介していきます。
陽気で社交的
チワプーはトイプードルの性格を受け継ぐと、陽気で社交的な性格になるでしょう。家族以外の動物や人間であっても、積極的に関わって交流を楽しめます。
このような性格なので、チワプーを初めて家に迎えるときにも、比較的短い期間で慣れてくれるはずです。そのため、初めてペットを飼う人にもおすすめのミックス犬といえます。
愛情深い
チワプーはチワワの性格を受け継ぎ、愛情深い性格をしている傾向にあります。特に飼い主に対しては深い愛情を抱き、とても従順です。
また、甘えることも大好きで、家にいるとすぐに寄ってきます。抱っこや撫でられることも好きなので、積極的に応えてあげるとよいでしょう。ただし、甘やかしすぎると分離不安を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。
賢い
トイプードルの性格を受け継ぐと、チワプーは賢くて器用な性格となります。そのため、しつけやすく、とても育てやすいです。
トイプードルはもともと、人間のために働く使役犬として活躍していました。荷物を引いたり、カモ狩りをしていたりしたのです。また、その賢さや身体能力の高さから、サーカス犬や警察犬としても活躍していました。
このような背景から、トイプードルやトイプードルのミックス犬はとても飼いやすいとされています。
警戒心が強い
チワプーはチワワの性格を譲り受けると、警戒心の強い性格になることがあります。チワワの警戒心の強さは、飼い主に対する忠誠心が強く、勇敢な性格であることが要因です。
警戒心が強いと、吠え癖や噛み癖が付いてしまう恐れがあります。警戒心の強さを緩和させるためには、子犬の頃から社会化トレーニングをして、新しい環境に慣れさせることが大切です。
臆病
チワプーはチワワの性格を受け継ぐと、臆病な性格となる可能性があります。臆病な性格のチワプーは、大きな犬に対して怖がったり、大きな音を聞くと驚いたりすることがあるでしょう。
それらはチワプーにとってストレスになるため、なるべく避けてあげて、安心できる環境を提供してあげることが重要です。また、社会化トレーニングによって、さまざまな環境や状況に慣れさせるのもよいでしょう。
チワプーの飼い方のポイント
チワプーの飼い方のポイントは、以下の5つです。
- しつけや社会化トレーニングをする
- 適度な運動・食事を心がける
- こまめにお手入れをする
- 室内環境を整える
- 長時間の外出を避ける
それぞれのポイントを具体的に説明していきます。
しつけや社会化トレーニングをする
チワプーの飼い方のポイントとして、しつけや社会化トレーニングをすることが挙げられます。
チワプーは賢くて理解が早いので、比較的しつけやすいです。子犬の頃から基本的なしつけ(「待て」や「お座り」など)を教えておくことで、とても育てやすくなります。
また、社会化トレーニングも欠かせません。子犬の頃からさまざまな環境に触れさせることで、警戒心や恐怖心が緩和されて、社交的な性格となる可能性が高まります。
小型犬の子犬は、外に連れ出すのが怖いなどの理由から外に連れ出さないこともあるかと思います。しかし、新しい場所や環境に連れていくことはとても大切なので、ペットカートなどに入れて積極的に外へ連れ出してあげましょう。
チワプーの成長については以下の記事で紹介しているので、こちらもぜひチェックしてみてください。
チワプーの成犬は可愛くない?子犬の頃と見た目は変わる?成長に関する疑問にお答え!
適度な運動・食事を心がける
チワプーを飼う上では、適度な運動・食事を心がけることもポイントです。
チワプーは小型犬なので、運動をしなかったり食べ過ぎたりすると、すぐに肥満になってしまいます。肥満はさまざまな病気や怪我の原因となるため、健康的な生活を送れるようにサポートしてあげる必要があります。
運動に関しては、1日20分ほどの散歩で問題ありません。時間があるときは、広い公園やドッグランで自由に遊ばせてあげるとよいです。
食事に関しては、チワプーの月齢や体重などに応じて、適切な分量をあげることが大切です。またドッグフードは、栄養バランスが取れており、チワプーの体質に合ったものを選びましょう。
「適切な体重がわからない」「他のチワプーと比べてあまり食べない」などの不安がある場合は、積極的に獣医へ相談することをおすすめします。
チワプーの平均寿命はどのくらい?かかりやすい病気についても解説!
こまめにお手入れをする
チワプーの飼い方のポイントとして、こまめなお手入れも欠かせません。
チワプーの被毛はトイプードルの毛質を受け継ぎ、抜け毛が少なく伸びやすい傾向にあります。そのため、毎日ブラッシングをして、毛玉ができないようにしてあげることが重要です。また、シャンプーとカットも定期的に行いましょう。
加えて、歯や爪もこまめにお手入れしてください。歯磨きはできれば毎日、爪切りは少なくとも月に1回が推奨されています。
チワプーに人気のカットスタイル6選!トリミングの頻度や料金についても紹介
チワプーの抜け毛は多い?毛が抜ける子と抜けない子の違いなど被毛の疑問を解決!
飼育環境を整える
飼育環境を整えることも、チワプーを飼う上で重要なポイントです。
床がフローリングの場合、チワプーが滑ってしまい、関節に負担がかかる恐れがあります。そのため、カーペットや滑り止めマットを敷くなどの対策が有効です。
また、チワプー用のスペースを用意して、安心できる場所を作ってあげることも大切です。チワプーを迎える前にはこのような準備をして、飼育環境を整えておきましょう。
長時間の外出を避ける
チワプーは飼い主に対する愛情が深く、長時間の留守番はストレスや分離不安を引き起こす可能性があります。そのため、長時間お留守番をさせることは避けましょう。
もし長時間お留守番させてしまう場合は、ペットシッターを利用したり、信頼できる人に預けたりするのがおすすめです。
チワプーの性格や飼い方についてよくある質問
最後に、チワプーの性格や飼い方についてよくある質問に回答していきます。
チワプーは吠える?
チワプーはチワワの性格を受け継ぐと、警戒心が強くなり、よく吠える恐れがあります。吠える癖を付けないためには、子犬の頃からの社会化トレーニングが重要です。
チワプーは毛が抜ける?
チワプーの7割ほどはトイプードルの毛質を受け継ぎ、毛が抜けにくいとされています。しかし、チワワの毛質を受け継ぐと、毛が抜けやすくなります。
チワプーは飼いやすい!性格を理解したら飼い始めよう
この記事では、チワプーの性格の特徴や飼い方のポイントについて解説しました。チワプーは社交的で賢い性格をしている一方で、警戒心が強くなることもあります。警戒心が強くなると、吠え癖や噛み癖が付いてしまうので、子犬の頃から社会化トレーニングをすることが大切です。
チワプーの性格の特徴や飼い方のポイントを理解したら、チワプーを実際に飼い始めましょう。まだどのチワプーを購入するか決まっていない場合は、「petmi」で探してみてはいかがでしょうか?petmiとは、全国のペットショップから子犬・子猫を探せるサイトです。
たくさんのチワプーを掲載しているので、きっとお気に入りの子犬が見つかるはずです。ぜひお気軽に覗いてみてください。