チワックスの寿命はどのくらい?
チワックスの寿命は、平均すると12〜15歳です。小型犬かつミックス犬としては、平均的な寿命とされています。
ただし、全てのチワックスが12〜15歳まで生きてくれるわけではありません。病気によって早くに亡くなってしまう子もいれば、平均寿命より長く生きてくれる子もいます。
ちなみに、アニコム損害保険株式会社のデータを参考にすると、親犬種であるチワワとダックスフンドの平均寿命は以下の通りです。
- チワワ:13.8歳
- ミニチュアダックスフンド:14.9歳
寿命には、遺伝子や生活習慣などが大きく影響します。遺伝子は先天的なため仕方のない要素ですが、生活習慣は飼い主の心がけ次第です。チワックスを飼い始めたら責任をもち、健康的に過ごせるようにさまざまなケアをしてあげることが肝心です。
ちなみに、チワックスの見た目や大きさなどの基本的な情報は、以下の記事で紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。
チワックスの成犬や子犬はどんな見た目?大きさの平均も合わせて紹介
チワックスに長生きしてもらうためには?
チワックスに長生きしてもらうためには、以下の4つを心がけましょう。
- 適量かつ良質な餌を与える
- 適度な運動をさせる
- 定期検診に連れていく
- ストレスを与えない
それぞれ具体的に説明していきます。
適量かつ良質な餌を与える
チワックスに長生きしてもらうためには、適量かつ良質な餌を与えることが大切です。
量に関しては、パッケージに記載されている通りに与えましょう。チワックスは小柄なため、適量よりも多く与えてしまうと肥満になる恐れがあります。一方で、肥満になることを気にして適量よりも少なく与え続けると、栄養失調になりかねません。
ちなみに、餌の量が適切かどうかは便の状態から判断できます。便が柔らかいと、餌の量が多くて消化しきれていない可能性があります。一方で、便が硬いと餌の量が少ない恐れがあるでしょう。
また、餌を選ぶときは完全栄養食で良質なものがおすすめです。完全栄養食のドッグフードには、チワックスの健康を維持するために必要な栄養素がすべて含まれています。加えて、チワックスの月齢や体重、好みも考慮する必要があります。
適度な運動をさせる
チワックスの健康を維持するためには、適度な運動も欠かせません。運動の目安は、1日30分の散歩を2回ほどです。
運動をすることで、必要な筋肉をつけたり、適正体重を維持できたりします。それだけではなく、ストレス発散などの効果も期待でき、心の健康にもつながるでしょう。
もし散歩が難しいようであれば、室内でおもちゃを使って遊ぶのがおすすめです。ただし、床がフローリングだと滑ってしまい、関節や腰に負担がかかります。マットを敷く、滑り止めのワックスを塗るなどの対策を施して、生活環境を整えてあげることが重要です。
定期検診に連れていく
定期検診に連れていくことも、チワックスに長生きしてもらうために不可欠です。
定期検診によって早期に病気を発見できれば、適切な治療や予防策を講じることができます。また、健康上のアドバイスをもらえる他、歯や耳のケア、寄生虫の予防など、病院でしかできないことを行ってくれます。
犬は自分の健康状態を伝えることができないため、最低でも1年に1回は定期検診に連れていきましょう。加えて、予防接種に関してもしっかりとスケジュールを立てて、計画的にこなしていくことが大切です。
ストレスを与えない
チワックスに長生きしてもらうために、ストレスを与えないことも心がけましょう。
人間と同じように、ストレスは健康に影響を及ぼします。例えば、長時間の留守番をさせていたり、しつけの一貫で叱ったりすると、ストレスがかかります。そしてストレスが蓄積されると、心臓病や肥満などの原因となるのです。
ストレスを与えないためには、ストレスの原因を取り除くことに加えて、スキンシップを取ることが重要です。犬の中でも特にチワックスは愛情深い性格をしており、飼い主とのコミュニケーションを求めています。そのため、スキンシップや遊びの時間を通じて、定期的に愛情を示してあげましょう。
チワックスの性格については、以下の記事で詳しく紹介しています。こちらもぜひ参考にしてください。
チワックスが注意すべき病気・怪我
チワックスが注意すべき病気・怪我は、以下の4つです。
- 膝蓋骨脱臼(パテラ)
- 椎間板ヘルニア
- てんかん
- 外耳炎
これらは、親犬種であるチワワとダックスフンドがなりやすい病気・怪我であり、チワックスも注意が必要です。それぞれの症状や予防法を見ていきましょう。
膝蓋骨脱臼(パテラ)
膝蓋骨脱臼とは、膝のお皿である膝蓋骨が外れてしまうことです。パテラとも呼ばれ、小型犬によく見られる病気です。膝蓋骨脱臼になると、足を引きずる、痛みが生じるなどの症状が出るため、歩くのが困難になってしまいます。
原因はさまざまで、先天的に膝蓋骨が外れやすいこともあれば、高いところから飛び降りて発症することもあります。膝蓋骨脱臼を防ぐためには、関節や腰への負担を軽減することが大切です。
まずは肥満にならないように、適度な運動と食事を心がけてあげましょう。また、家の床がフローリングの場合は滑って負担がかかるので、マットを敷く、滑り止めのワックスを塗るなどの対策も効果的です。
椎間板ヘルニア
ダックスフンドの短足胴長な体型を受け継ぐと、椎間板ヘルニアになる可能性があります。椎間板ヘルニアとは、背骨の骨の間にあるゼリー状のクッション材である椎間板が何らかの理由により突出し、脊髄を圧迫してしまう病気です。
椎間板ヘルニアになると、脊椎部分に痛みが伴うため、動くことを嫌がるようになります。また、悪化すると排便や排尿がうまくできなくなってしまいます。
いつもと歩き方が違う、散歩に行きたがらないなどの様子が見られたら、なるべく早く病院へ連れていきましょう。
てんかん
てんかんとは、脳の異常な興奮が身体のけいれんや意識障害などを引き起こしてしまう病気です。原因は明らかになっていませんが、遺伝や脳腫瘍などが関係しているのではないかといわれています。
てんかんの発作が起きたときには、身体に触れないようにします。また、ぶつかりそうなものをどけて、安全を確保することが最優先です。発作が落ち着いたら、病院に連絡をして指示を仰ぎましょう。
外耳炎
外耳炎は、耳の中の音の通り道である「外耳」で炎症が起きている状態を指します。垂れ耳のチワックスの場合、湿気が溜まって外耳炎を発症する可能性が高いです。耳を痒がっていたり、耳から異臭がしたりするようであれば、外耳炎の疑いがあります。
外耳炎を防ぐためには、定期的に耳をチェックしてあげることが有効です。また、耳掃除もできたらよいですが、耳を傷つけてしまう恐れがあります。そのため、難しい場合は病院で掃除をしてもらうのがおすすめです。
チワックスの寿命や病気について理解したら飼い始めよう
この記事では、チワックスの寿命や注意すべき病気について解説しました。チワックスの寿命は12〜15年です。長生きしてもらうためには、適度な運動や食事、定期検診、そして飼い主とのスキンシップが欠かせません。
チワックスの寿命やかかりやすい病気について理解したら、チワックスを飼い始めましょう。しかし、チワックスは人気が高く、最寄りのペットショップではなかなか見つからないことがあるかもしれません。
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