猫を飼う6つのメリット
それでは早速、猫を飼う6つのメリットを紹介します。
健康になる
猫を飼うことで、飼い主さんの健康に良い影響があります。「Journal of Vascular and Interventional Neurology」が発表した調査によると、猫を飼っている人は飼っていない人に比べて心筋梗塞や心臓血管疾患のリスクが低いことがわかりました。
また、スウェーデンのとある調査では幼い頃から猫と暮らす子どもは、アレルギー性鼻炎になりにくいことも報告されています。このように猫との暮らしは、心身の健康維持に効果的なのです。
癒し効果でストレスが減る
愛らしい姿で寝ている猫を見たり、柔らかな毛並みを撫でたりすると、癒やされませんか?
これは猫にふれることで、愛情ホルモンであるオキシトシンが分泌されるためです。さらにオキシトシンは、幸せホルモンであるセロトニンとドーパミンの分泌も促してくれます。
これらのホルモンの作用によって、ストレスの原因となる不安や怒りが和らぎ、心が落ち着くのです。まさに、猫は私たちの心と体の自然な抗ストレス剤といえるでしょう。
独立心が高く、飼いやすい
猫は本来、一人で過ごすことを好む動物です。常に飼い主の傍にいることを求めないため、飼い主の生活リズムを大きく変える必要はありません。
留守番が得意なので、仕事で家を空けることが多い人でも安心して飼うことができます。ただ、長時間の留守番は分離不安を起こすこともあるため注意が必要です。
また、散歩の必要がないことも、飼いやすさのポイントです。
笑顔や会話が生まれやすくなる
猫は家族の会話の架け橋になってくれます。突然走り出したり、思いがけない場所で眠っていたり、予想外の反応を見せたりと、猫の行動には誰もが思わず笑顔になる瞬間がたくさんあります。
「今日、猫ちゃんがこんなことをして…」と家族との会話も自然と増えていくでしょう。
SNSに猫の写真を投稿することで同じ猫好きの友達ができたり、近所の人と猫の話で盛り上がったりすることも。猫は人間関係を豊かにしてくれる存在なのです。
部屋をキレイに保つ習慣が身につく
猫は清潔好きな動物なので、飼い主も自然と部屋を綺麗に保とうという意識が高まります。こまめに掃除したり、物を片付けたりして部屋をキレイに保つ習慣が身につくでしょう。
部屋がキレイになれば、猫はもちろん、飼い主自身も快適に過ごせるようになります。
責任感が芽生える
毎日の食事やトイレの世話、健康管理など、猫の命を預かることで責任感が芽生えます。特に子どもにとっては、生き物を大切にする心や、相手のことを考えて行動する姿勢を自然と学べる良い機会となるでしょう。
また、決まった時間に食事を与えることで、生活のリズムも整いやすくなります。早朝にも起こされてしまうことがありますが、朝型の生活習慣が自然と身についていきます。
犬より猫を飼うメリットがある人の特徴
犬も猫もそれぞれの魅力がありますが、ライフスタイルによっては犬より猫の方が相性がいい場合があります。ここでは、犬より猫を飼う方がおすすめな人の特徴を紹介します。
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インドア派で家でまったりしたい人
猫は散歩の必要がなく、室内での生活を好む動物です。仕事で疲れて帰った日も、散歩の心配をする必要がないのでゆっくりくつろげます。
また犬種にもよりますが、犬は部屋の広さが十分でないとストレスを感じやすく、運動不足になりがちです。
対して猫は上下運動が得意なので、狭い部屋でも部屋の高さを利用して遊び場を作れます。キャットタワーや猫じゃらしなどのおもちゃがあれば、家の中で十分な運動ができます。
休日はゆっくり家で過ごしたい方や、体力に自信がない方にとって猫はおすすめです。
お手入れの手間をなるべく抑えたい人
猫はキレイ好きで、自分で毛づくろいをします。1日の多くの時間を自分の体を清潔に保つことに使っているため、犬に比べてシャンプーやトリミングをする必要性が低いです。
ブラッシングで抜け毛を整える程度で、犬のように定期的なグルーミングは必要ありません。お手入れにかける時間や手間を最小限に抑えたい方には、猫がおすすめです。
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飼育費用を抑えたい人
アニコム損害保険会社の調査によると、犬の年間飼育費用が平均約34万円なのに対し、猫の年間飼育費用は約17万円という結果となりました。この差は、犬特有の費用が多いことが要因として考えられます。
例えば、法律で狂犬病ワクチンが義務付けられていたり、定期的なシャンプーやカット、トリミングなどが必要だったりと、出費が増えがちです。
さらに、犬は猫よりも身体が大きく、食費がかかりやすいです。1日の食事量が多いため、フードの消費量も自然と増えていきます。
もちろん、飼う猫・犬の種類や生活スタイルによってこの差が逆転することもありますが、一般的には猫の方が飼育費用を抑えられる傾向にあります。予算を抑えながらペットとの暮らしを楽しみたい方には猫がおすすめです。
猫を飼う6つのデメリット
猫との暮らしには、気になる課題もあります。「猫を飼うんじゃなかった」と後悔しないよう、以下の6つのデメリットについてもしっかりと理解しておきましょう。
壁や家具が傷つけられる
爪とぎは猫の本能的な行動のため、お気に入りの家具や壁紙が傷つけられることは日常茶飯事です。
特に子猫は好奇心旺盛で活発なため、予期せぬところに爪痕をつけることも。専用の爪とぎを用意しても、気分によって使わないこともあります。
夜鳴きで眠れないことがある
猫は深夜に活発に動き回ったり鳴いたりすることがあります。猫は夜行性の動物と思われがちですが、薄明薄暮性の動物で、夕暮れと明け方に活動することが多いです。
しかし、発情期や環境の変化があったとき、ストレスを感じているときなどは、深夜に大きな声で鳴き、眠れなくなることがあります。また、早朝のご飯をせがむ鳴き声で、休日もゆっくり寝られないこともあるでしょう。
しつけが難しい
猫は犬と違って人の言うことを聞くように進化していないため、しつけが難しい動物です。例えば、食卓に上がることや高いところに登ることを完全に防ぐのは困難でしょう。
叱っても効果は薄く、むしろストレスを与えてしまう可能性があります。いたずらしても問題ないように環境を整えるなど、猫の習性を理解し、上手に付き合っていく柔軟さが必要になります。
換毛期は抜け毛が多い
春と秋の換毛期には大量の抜け毛に悩まされます。毛が家具や衣服に付着するだけでなく、猫が毛づくろいで飲み込んだ毛が毛球症を引き起こし、吐き出すこともあります。しっかりブラッシングして抜け毛を取り除いてあげることが大切です。
また、飼い主に関しても服に毛がついていても、気づかないまま外出してしまうことがあります。普段から毛に囲まれた生活をしているため、悪い意味で毛を気にしなくなってしまうのです。外出前にコロコロしてから出かけることを忘れずに。
食費や医療費など費用はかかる
猫を飼うためには、もちろん費用が必要です。初期費用はもちろん、フードや健康診断やワクチン接種など継続的にかかってくる費用も考慮しなければいけません。
また、予期せぬ病気やケガの治療費は高額になることもあるでしょう。経済的な余裕がないと、猫も飼い主もつらい思いをすることになります。
旅行などの自分の時間が減る
猫は留守番が得意とはいえ、長期の不在は避けたいもの。旅行に行く際はペットホテルを利用するか、信頼できる人に世話を依頼する必要がありますが、愛猫のことが心配になって思い切り楽しめないこともあるでしょう。
また日々の生活でも、食事やトイレの世話など定期的なケアが必要です。急な飲み会や残業で帰宅が遅くなる際も、猫のことを考えると長居はできません。
ただ、自分の時間や行動に制限されることで、むしろ生活に良い意味でメリハリが生まれることもあります。
猫を飼うメリット・デメリットを把握してから、検討しましょう
猫を飼うことでたくさんの幸せと同時に責任も伴います。この記事で紹介したメリット・デメリットを参考に、自分のライフスタイルに猫が合うか、しっかり検討してみてください。準備を整えて迎え入れた猫は、きっとかけがえのない家族になってくれるはずです。
メリットとデメリットを理解した上で、猫を飼いたいと思った方は、ぜひpetmiを使って子猫を探してみませんか?petmiなら、全国1,000店舗以上の優良ペットショップから、約5,000頭以上の子猫を探すことができます。
また、実際の飼い主さんの口コミや詳しい飼育情報も掲載しているので、自分にどの猫種が向いているかどうかの参考にもできます。ぜひお気軽にチェックしてみてくださいね。