長生きするペット7選
長生きするペットは以下の7種です。
- 小型カメ
- チンチラ
- ウサギ
- モルモット
- 鯉
- 金魚
- インコ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.小型カメ
小型カメは、爬虫類の中でも特に人気の高いペットです。水棲のミシシッピニオイガメや陸生のリクガメなど、種類も豊富。平均寿命は20〜30年以上と長く、中には50年以上生きる個体もいます。
温厚な性格で世話も比較的簡単なため、初心者にもおすすめです。
2.チンチラ
チンチラは、南米アンデス山脈原産のげっ歯類です。ふわふわの毛並みと大きな耳が愛らしく人気があります。チンチラの寿命は平均して10〜15年程度ですが、飼育環境によっては20年近く生きることもあります。
好奇心旺盛で活発な性格ですが、夜行性のため昼間は静かに過ごします。毛並みの柔らかさは格別で、触れ合いの時間が癒しになること間違いなしのペットです。
3.ウサギ
ウサギは長い耳がかわいく賢い小動物です。懐きやすく飼いやすいペットとしても知られています。平均10年程度は生きますが、中には15年以上生きる個体もいます。
ただし、繊細な性格でストレスに弱いので、静かで安全な環境を用意してあげましょう。
4.モルモット
モルモットは、南米原産のげっ歯類で、愛らしい見た目と穏やかな性格で人気のペットです。鳴き声が小さいため、マンションやアパートで飼っても問題ありません。
平均寿命は6〜8年程度ですが、10年近く生きることもあり、ハムスターよりは長寿です。なおモルモットは人間同様、ビタミンCを体内で生成できません。長寿のためにも、与える餌はビタミンCが多く含まれているものを選びましょう。
5.鯉
鯉は、古くから日本で親しまれてきた観賞魚です。「泳ぐ宝石」とも呼ばれるほど美しい体色と、優雅な泳ぎで人気を集めています。
鯉の寿命は長く、上手に飼えば50年以上生きることも珍しくありません。長寿のためには、適切な水温管理が大切です。
6.金魚
夏のお祭りなどで見かける金魚は、品種によって異なる特徴的な姿や色彩を楽しめるのが魅力です。日本の気候に適応しやすく、育てやすいです。
寿命も品種によって異なりますが、5〜15年程生きます。長生きさせるためには、水温や水質の管理が欠かせません。
7.インコ
インコは、鳥類の中でも特に人気の高いペットです。セキセイインコやオカメインコなど、様々な種類があります。知能も高く、飼い主の言葉を覚えることができます。
寿命は種類によって異なりますが、小型種で8〜15年、大型種では20〜30年以上生きることもあるようです。ケージ内を綺麗に保ち、日光浴させてあげることが長寿の秘訣です。
平均寿命が延びている犬と猫
アニコム ホールディングス株式会社が発表した「家庭どうぶつ白書2023」によると、犬と猫の平均寿命は着実に延びつつあります。2021年度の調査では、犬の平均寿命は14.2歳、猫は14.7歳に達しました。
犬においてはサイズによる寿命の違いも見られ、大型犬の平均寿命は8〜12歳に対し、小型犬は12〜15歳と、サイズが小さいほど長寿の傾向にあります。
一方猫については、混血猫の平均寿命が15.2歳と最も長く、純血種を上回る結果となりました。
ペットを長生きさせるためにやってはいけないNG行動
ここでは、ペットを長生きさせるためにやってはいけないNG行動を紹介します。
食べてはいけないものを与える
人間にとっては大丈夫でも、ペットにとっては有害な食べ物が多くあります。例えば、チョコレートや玉ねぎ、ぶどうなどは犬や猫に与えると、重篤な症状を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
電気コードなどの非食品も誤飲の危険があります。そのため、食べてはいけないものをしっかり把握し、誤飲の恐れがあるものは近くに置かないなど対策しましょう。
外飼いしている
外飼いは、交通事故や他の動物との接触、寄生虫や病気への感染リスクが高まります。
外飼いの個体は室内飼いの個体と比べて、平均寿命が大幅に短いというデータもあります。ペットを長生きさせたいのであれば、安全な室内で飼いましょう。
ストレスを与える
ストレスによりペットの免疫力が下がってしまうと、病気になり、結果的に寿命を縮める要因となります。ペットにストレスを与えないよう、環境や体調に気を配りましょう。
ペットに長生きしてもらうには?長寿のコツ
ここでは、ペットに長生きしてもらうためのコツを紹介します。
暮らしの環境を整える
ペットが快適に過ごせる環境づくりは、長寿の重要な要素です。温度管理や静かな休息スペースの確保など、ペットの快適さを第一に考えた環境づくりを心がけましょう。
また、ストレスを解消させるグッズを用意することも大切です。猫には爪とぎ、犬には噛むおもちゃを置くなど、種類に応じたストレス発散アイテムを用意しましょう。
栄養バランスの取れた食事を与える
ペットの長寿には、食事は非常に大切です。年齢や健康状態に合わせた、かつバランスの取れたペットフードを選びましょう。
また、肥満は様々な健康問題につながるため、量をしっかり量って、与えすぎには注意してください。
適度に運動する
適度な運動は、ペットの身体能力の維持や肥満防止、ストレス解消に効果的です。犬なら毎日散歩をしたり、猫なら室内で遊ぶ時間を設けたりするなど、種類や年齢に応じた運動を心がけましょう。
ただし、高齢のペットや持病のある場合は、無理のない範囲で行うことが大切です。
過ごす場所を清潔に保つ
ペットが過ごす場所を清潔に保つことも大切です。部屋が汚いと、ペットの心身に影響を及ぼしかねません。トイレや食器、寝床などは定期的に洗浄や消毒を行い、常に清潔な状態を保ちましょう。
健康診断を受けさせる
定期的に健康診断を受けさせることは、ペットの長寿に欠かせません。年に1〜2回は獣医師による検診を受けさせましょう。
若くて健康に見えても、内臓の状態や血液検査でしか分からない異常もあります。健康診断によって、ペットの健康状態を正確に把握でき、早期発見・早期治療につながります。
日頃から健康状態をチェックする
日頃から健康状態をチェックすることも重要です。ペットは話せないため、日々の小さな変化に気づく「飼い主の目」が非常に大切です。健康診断もありますが、毎日の観察がペットの長寿につながります。
「普段より食べる量が減った」「下痢をしている」など、普段と違う点がないか確認しましょう。
たっぷりの愛情でコミュニケーションを取る
コミュニケーションを取ることで、ペットのストレスが減ります。毎日の触れ合いや声かけ、一緒に遊ぶ時間を大切にしましょう。
また、ストレスを感じさせない接し方も重要です。無理に抱っこしたり、嫌がる行為を強制したりしないよう注意してください。
ペットに長生きしてもらえるよう、飼育環境を整えよう!
ペットはかけがえのない家族の一員です。毎日一緒に過ごすことで、楽しさや癒しを与えてくれます。どのペットにもいえることですが、長生きしてもらうためには、環境づくりと健康管理をしっかり心がけることが大切です。
ペットの健康は飼い主にしかわからないことも多いので、少しでも長く幸せに暮らせるよう、気を配ってあげましょう。愛情を持って接することで、きっと長く幸せな時間を過ごせるはずです。