マルポメの寿命はどのくらい?
マルポメの寿命は、平均して12〜15年です。小型犬としては平均的な寿命といえます。もちろん、平均寿命より長く生きてくれる子もいれば、病気になり早くに亡くなってしまう子もいます。
親犬種であるマルチーズとポメラニアンの平均寿命は、マルポメとほぼ同じです。寿命は、遺伝と生活習慣が影響します。そのため、親が長生きであれば子のマルポメが長生きすることも多いです。もし親の寿命がわかれば、子の寿命の参考になるかもしれません。
また、生活習慣に関しては、次の章で紹介する内容を参考にしてください。生活習慣に気を配れば、病気にかかりにくくなり、長生きする可能性が高まるでしょう。
マルポメに長生きしてもらうために大切なこと
マルポメに長生きしてもらうためには、以下の4つが大切です。
- 健康的な食生活
- 適度な運動
- 飼い主とのスキンシップ
- 定期検診
これら4つを意識することで、病気にかかりにくくなります。その結果、長生きする可能性が高まるでしょう。
健康的な食生活
健康的な食生活は、長生きをしてもらうために欠かせません。
まず、ペットフードを選ぶ際には、マルポメの月齢や体重、体質などにあったものを選びましょう。量に関しては、あげすぎると肥満の原因となり、少なすぎると栄養失調となります。ペットフードの種類・量には気をつけましょう。
また、人間の食べ物は基本的にNGです。中でもチョコレートやぶどう、玉ねぎなどは犬にとって有害です。他にも危険な食べ物は多くあるため、人間の食べ物はあげないでください。チワマルが落ちている食べ物を勝手に食べることもあるため、食べるときは許可が必要なことを教えるのも肝心です。
そして、食べた後は固いフードや歯磨き用のおやつをあげる、もしくは歯磨きをしましょう。歯磨きを怠ると歯周病となり、歯周病からさらに重大な疾患となる恐れがあります。
適度な運動
マルポメには、適度な運動も大切です。親犬種であるマルチーズはそこまで運動が必要ありませんが、ポメラニアンは活発な性格であり運動好きです。そのため、1日1回20分ほどの散歩に連れて行ってあげましょう。
外での運動だけでなく、室内遊びも重要です。マルポメがおもちゃを渡してきたら、一緒に遊んであげると良いです。おもちゃを通じた遊びは飼い主とスキンシップが図れるため、心理的にも良い影響があります。
運動をすることで、適度な筋肉をつけることができ、健康的な体を作れます。運動不足だと骨や筋肉が弱くなり、骨折などしやすくなるため、適度な運動を心がけましょう。
飼い主とのスキンシップ
飼い主とのスキンシップは、精神的に良い影響をもたらします。犬は群れで生活する動物であるため、愛情を感じることでストレスを軽減させられるのです。そのため、おもちゃで一緒に遊んだり、触れ合ったりすることを心がけましょう。
また、飼い主とのスキンシップは、精神面を安定させるだけでなく、病気の発見や予防につながることもあります。例えば、スキンシップの一環でブラッシングをする場合、皮膚に異常がないかを確認できます。また、ブラッシングは病気の予防にも繋がるため、積極的に行ってあげましょう。
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定期検診
定期検診は、長生きしてもらうために欠かせないことの一つです。病気の早期発見につながるため、定期的に獣医師の検診を受けることが大切です。
また、定期検診だけでなく、適切な予防接種を受けることも忘れないようにしましょう。
マルポメがかかりやすい病気と予防法
マルポメがかかりやすい病気は、次の3つです。
- 関節の脱臼や骨折
- 心臓疾患
- 気管虚脱
それぞれの病気の症状や予防法を解説していきます。
関節の脱臼や骨折
マルポメは骨が細いため、関節の脱臼や骨折のリスクが高いです。中でも、股関節と膝関節の脱臼が多いため注意しましょう。関節の脱臼や骨折は、高いところからの落下や過度な運動が原因となります。
マルポメの落下を防ぐためには、高い場所に登らないように注意して見守ってあげてください。また、早く走るなどの過度な運動も控えましょう。
心臓疾患
小型犬は心臓病になる可能性が高く、マルポメも注意が必要です。心臓疾患の中でももっとも多い病気が、僧帽弁閉鎖不全症です。これは、血液の逆流を防ぐ弁が機能しなくなり、逆流することで心臓にトラブルを起こす病気です。
心臓疾患は、健診時の聴診で気づくケースがあります。そのため、定期検診が欠かせません。また、心臓疾患は遺伝の影響が大きいですが、生活習慣も影響します。適度な運動や正しい食事を心がけましょう。
気管虚脱
気管虚脱も小型犬に多い病気です。これは、気管が途中で潰れてしまい、呼吸が困難になる病気です。病気が進行してしまうと、手術が必要な場合があります。
実は、気管虚脱の原因ははっきりとしていません。ただし、運動や食事に気をつけて肥満を防ぐことが予防につながることはわかっています。そのため、適度な運動や良質な食事を心がけることが大切です。
マルポメの寿命は12〜15年!病気に気をつけて長生きしてもらおう
この記事では、マルポメの寿命やかかりやすい病気について解説しました。マルポメの寿命は12〜15年です。生活環境次第で寿命が長くなることもあるため、適度な運動や正しい食事を心がけましょう。
マルポメがかかりやすい病気は、心臓病や気管虚脱などです。これらの病気の症状や予防法を把握しておくことが、かわいいマルポメの長生きにつながります。この記事を参考にして、マルポメとできるだけ長く一緒に過ごしてくださいね。