犬に服を着せるのはいいの?
犬に服を着せるのは、問題ありません。
服を着ることで、寒い冬でも暖かく過ごすことができます。また、抜け毛が多い犬種の抜け毛対策としても効果的です。
ただし、長時間服を着させっぱなしにしていると、皮膚が蒸れてトラブルが生じる恐れがあります。
そのため、服を着せる時間は最低限にして、皮膚への負担を減らすことが大切です。
犬に服を着せるメリット
犬に服を着せるメリットを4つ紹介します。
体温調節や紫外線対策ができる
犬に服を着せるメリットは、体温調節や紫外線対策ができることです。
とくに小型犬やシングルコートの犬種は寒さに弱いため、服を着せることで、体温調節をしやすくなります。
また、夏場は洋服が紫外線対策に役立ちます。紫外線が強いと、皮膚がダメージを受けたり、熱中症になりやすくなったりするため、薄手の服を着せるのが効果的です。
抜け毛が落ちるのを防げる
犬に服を着せることで、抜け毛が落ちるのを防ぐ効果もあります。
ダブルコートの犬種は、換毛期になると大量の毛が抜け落ちます。その際、服を着せることで、抜け毛が舞い散る量を抑えることができるのです。
また、公共施設やカフェなどに連れていく際に、周囲への配慮として服を着せる飼い主さんもいます。
虫除けになる
犬に服を着せるメリットとして、虫除けになることも挙げられます。
散歩中に虫やダニがくっついたり、刺したりするのを防ぐことで、感染症などの病気を予防できます。
また、とがった枝などによる怪我を防ぐ役割もあるため、愛犬の安全を守るという意味でも、服を着せるのは有効です。
見た目の変化を楽しめる
飼い主さんにとってのメリットですが、服を着せることで、見た目の変化を楽しむことができます。
たとえば、季節のイベントに合わせた洋服を選べば、普段とは違う愛犬の姿を見られます。
ただし、ファッション性を重視しすぎて、動きにくい洋服を選ぶのは避けましょう。ストレスになりかねないため、着心地にも配慮した上で選ぶことをおすすめします。
犬に服を着せる際の注意点・デメリット
犬に服を着せる際の注意点を守らないと、トラブルが生じる可能性があります。以下の2点には、注意が必要です。
着させっぱなしにしない
犬に服を着させっぱなしにすると、犬の皮膚が蒸れたり汚れたりして、トラブルを引き起こしやすくなります。毛玉もできやすくなるため、こまめに服を脱がせて様子を見ましょう。
また、洋服は汚れたらすぐに洗い、きれいな状態で着せることも大切です。なお、生乾きだと菌が残っているので、完全に乾かすこともポイントです。
無理やり着させない
犬に服を着せるときは、無理やり着させないことが重要です。
無理に着せると、ストレスとなったり、飼い主さんとの信頼関係に悪影響を及ぼしたりすることがあります。
もし愛犬が服を着るのを嫌がる場合は、一旦着せるのをやめて、ゆっくりと慣れさせてあげることが大切です。
具体的な方法は、次の章でご紹介します。
犬に服を着せるコツ
犬に服を着せる際は、以下の2つのコツを実践してみてください。
ご褒美を用意する
犬は基本的に、服を着るのを嫌がることが多いです。その場合におすすめなのが、ご褒美を用意する方法です。
服を着せるタイミングでおやつを与えたり、優しく声をかけたりして、「服を着る=良いことがある」と学習してもらえると、スムーズに服を着せることができます。
ただし、すぐにできるわけではないので、時間をかけて、焦らずに進めることがポイントです。愛犬のペースを大切にしてくださいね。
着せやすい服を選ぶ
着せやすい服を選ぶと、愛犬の負担を減らすことができ、洋服を着てくれやすくなります。
たとえば、伸縮性のある生地でできた洋服や、マジックテープで簡単に留められるタイプの洋服は、犬にとってもストレスが少ないです。
また、愛犬の体型に合ったサイズを選ぶのもポイントです。着丈が合っていないと、歩きづらいため愛犬が嫌がります。
購入前には、首まわり・胴回り・着丈をきちんと計測する、もしくは実際に試着してみるのがおすすめです。愛犬にあった洋服を見つけてみてくださいね。
まとめ
この記事では、犬に服を着せるのが問題ないかを解説したうえで、メリット・デメリットやコツなどを紹介しました。
犬に服を着させるのは問題ないですが、長時間着させ続けていると、皮膚トラブルやストレスの原因になります。
こまめな脱ぎ着を意識して、服を着せてあげてくださいね。