チワワに散歩が必要な理由
まず結論として、チワワに散歩は必要です。その理由を2つ紹介していきます。
気分転換になりストレスが解消されるから
チワワにとって散歩は気分転換になり、ストレス解消につながります。チワワは好奇心旺盛な性格をしており、外の環境から受ける刺激がリフレッシュになるからです。
散歩中は自然に触れさせることがポイントです。草や花の匂いを嗅いだり、風を感じたりすることが刺激となります。
また、アスファルトや土の上など、室内とは異なる路面を歩かせることも重要です。肉球からさまざまな刺激が伝わり、脳の活性化につながります。
社会性を身につけられるから
散歩中に新しい環境に触れさせることで、チワワは社会性を身につけられます。
チワワはもともと警戒心が強く、臆病な性格をしています。社交性を身につけないと、それらの性格はさらに強まることも。そのため、社会化期と呼ばれる生後1〜3ヶ月の間に、さまざまな環境に触れさせることが重要です。
新しい環境に触れるには、散歩がとても有効です。見知らぬ人や犬と触れ合ったり、サイレンの音を聞いたりすることで、多くの刺激を受けられるでしょう。
チワワの性格について知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
チワワは散歩しないとどうなる?
チワワは散歩しないと、ストレスが溜まって問題行動を起こしたり、肥満になって健康問題を引き起こしたりします。
ずっと家の中で過ごしていると、人間と同様にチワワもストレスが溜まります。その結果無駄吠えなどの問題行動を起こしかねません。
また、社交性が低下し、他の犬や人との接触に対する不安が増加することで、散歩自体がストレスになってしまう場合もあります。そうすると、悪循環に陥ってしまうでしょう。
さらに、チワワは太りやすい体質をしており、運動量が少ないと肥満になりやすいです。肥満はさまざまな病気や怪我の原因となり、寿命を短くするリスクも生じます。
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チワワの運動の目安
チワワの運動の目安は、1日あたり10〜20分の散歩を1〜2回です。距離に換算すると、約1kmです。
このくらいの運動量であれば、室内で遊ぶだけでも十分とされています。しかし、散歩による精神的な効果も含めて、可能であれば毎日散歩に連れていってあげましょう。もちろん、散歩が難しい日は、室内でおもちゃを使って遊べばOKです。
ただし、この目安はあくまでも平均なので、チワワの年齢や体調などを考慮して調整することが大切です。チワワにとっても飼い主さんにとっても負担とならないようにしましょう。
チワワはいつから散歩できる?
チワワの散歩は、ワクチンプログラムを終えて2〜3週間経った生後4ヶ月頃から始めるのが理想です。この時期より早く散歩に連れていくと、免疫が不十分であり、感染症にかかるリスクがあります。
一方で、社会化期への配慮も必要です。生後1〜3ヶ月の間に社会化トレーニングをしないと、警戒心が強まってしまう恐れがあります。
そのため、生後4ヶ月よりも前の時期には、抱っこやカートに入れて散歩をすることをおすすめします。最初は家の前に出るだけでも十分です。徐々に距離を伸ばして、外の世界に慣れてもらいましょう。
チワワの散歩に必要なグッズ
チワワの散歩に必要なグッズは、以下の通りです。
- リード
- ハーネス
- トイレ用品
- お散歩用バッグ
犬を散歩するときは首輪を利用するのが一般的ですが、チワワは気管が細く、負担がかかりやすいです。そのため、ハーネスの使用が推奨されています。
犬の散歩に必要なグッズについて、詳しくは以下の記事でも紹介しています。散歩中に気をつけたいマナーについても解説しているので、こちらも参照してみてください。
チワワを散歩するときの注意点
チワワを散歩するときの注意点は、以下の4つです。
- 骨や関節に負担がかからないようにする
- 茂みの中に入らせないようにする
- 暑すぎたり寒すぎたりするときは散歩を控える
- すれ違い吠えの対策をする
骨や関節に負担がかからないようにする
チワワを散歩するときは、骨や関節に負担がかからないよう注意が必要です。
階段や坂道を歩く際には抱っこをして、なるべく避けるようにしましょう。過度に運動させず、適度な運動量を維持することも肝心です。
また、細い隙間や側溝にも気をつけましょう。チワワは足が細いため、ハマって抜け出せなくなることがあります。少しでも危険を感じたら、抱っこして通過し、安全な道を通るようにしましょう。
茂みの中に入らせないようにする
散歩中、チワワが茂みに入らないように注意しましょう。
チワワは目が大きいため、草むらに顔を突っ込むと目を傷つけやすいです。目を傷つけると角膜炎を引き起こす恐れがあり、治療が必要になるかもしれません。
また、公園内で自由に遊ばせるときも、草むらに入らないように常に見守りましょう。
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暑すぎたり寒すぎたりするときは散歩を控える
外が暑すぎたり寒すぎたりするときは、散歩を控えるようにします。
例えば夏の場合、犬は地面との距離が近く、熱を受けやすいです。そのため、地面がまだ暑くない早朝や涼しくなった夜に散歩をするのがおすすめです。
気温が極端な場合は、室内での運動で代替しても問題ありません。無理のない範囲で、散歩に連れていくようにしましょう。
すれ違い吠えの対策をする
すれ違い吠えが癖にならないよう、対策を講じることも大切です。
チワワが散歩中に吠えるのは、臆病な性格が原因です。知らない人や犬に警戒して吠えた後、相手が通過すると、「吠えるといなくなる」と学習する恐れがあります。
すれ違い吠えを防ぐには、吠えそうになったら抱っこしてその場を離れるなど工夫する必要があります。おやつを与えて注意を逸らすのも効果的です。
チワワの散歩について理解したら実際に飼い始めよう
この記事では、チワワに散歩が必要な理由や運動の目安、散歩をするときの注意点を解説しました。
チワワにとって、散歩は不可欠です。身体的にも精神的にもメリットがあるため、できるだけ毎日散歩に連れて行ってあげましょう。
チワワの散歩について理解したら、実際にチワワを飼い始めてみてはいかがでしょうか。まだどのチワワを購入するか決まっていない方には、「petmi」で探す方法がおすすめです。
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