ボーダーコリーは飼いにくい?
ボーダーコリーはとても賢くて活動的であることから、初めて犬を飼う人からすると飼いにくいと感じることがあるかもしれません。
例えば、ボーダーコリーは1日で計2時間ほどの運動が必要ですが、これまでその習慣がなかった人からすると大変に感じるものです。また、非常に賢い性格をしており、しつけに一貫性がないと混乱させてしまいます。しつけに慣れていない人にとっては、それが難しくて飼いにくいと感じることもあるでしょう。
しかし、これまで犬を飼った経験がある人にとっては、ボーダーコリーの賢くてすぐにしつけを覚えるところに飼いやすさを覚えるかもしれません。ボーダーコリーの性格や特性に沿ったしつけ方・飼い方をすれば、とても忠実で飼いやすいペットとなる可能性があるのです。
ボーダーコリーの性格については以下の記事で紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
ボーダーコリーのしつけ方・飼い方
ボーダーコリーのしつけ方・飼い方は以下の通りです。
- 新しい環境に慣れさせる
- トイレトレーニングなどのしつけをする
- 社会化トレーニングをする
- 訓練をする
この4つを順番に進めていくことで、信頼関係を深めながら、きちんとしつけることができます。
ちなみに、しつけは2〜3ヶ月頃の社会化期と呼ばれる時期から始めます。ペットショップやブリーダーから購入する場合はおそらくこの時期以降で迎え入れることになるので、迎え入れたタイミングから順次始めていきましょう。
新しい環境に慣れさせる
ボーダーコリーを迎え入れたら、まずは新しい生活環境に慣れさせることが大切です。飼い主さんや家の音などに時間をかけてゆっくりと慣れてもらいましょう。安心して過ごしてもらうためには、ケージを用意することも欠かせません。
ケージの大きさについては以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ボーダーコリーの大きさはどのくらい?体重の推移や他のコリー犬との比較も
加えて、触れられることや抱っこされることにも慣れさせます。スキンシップを取ることは、愛犬と信頼関係を築く上での第一歩です。ちなみに、口や耳に触れておくと、スムーズに歯磨きや耳掃除ができるのでおすすめです。
トイレトレーニングなどのしつけをする
新しい環境に慣れることと並行して、トイレトレーニングなどのしつけも早い段階から始めていきます。トイレトレーニングは、食後や遊びの後などにこまめにトイレへ連れていき、場所を覚えてもらいます。うまくできたらすぐに褒めてあげて、ご褒美をあげるとよいでしょう。
他にも、吠え癖や噛み癖のしつけをしていきます。しつけをすることで、他の人に迷惑をかけることが減り、飼い主さんの負担も軽減されます。成犬になってからしつけをするのは時間がかかるので、子犬のうちにきちんとしつけることが肝心です。
社会化トレーニングをする
社会化トレーニングとは、さまざまな経験を通して、周囲の環境に慣れさせることです。飼い主さんや家の音に慣れてもらうことはもちろん、外に連れ出して他の人や動物に触れ合わせることが大切になります。そのため、ワクチン接種を終えたら、徐々に外に連れ出してあげましょう。
社会化トレーニングをすることで、新しい環境に対する警戒心や恐怖心が弱まり、より落ち着いて行動ができるようになります。また、ストレスの軽減にもなり、ボーダーコリーの幸福度を向上させることにもつながります。
訓練をする
体力や集中力がついてくる生後6ヶ月頃から、訓練を始めていきます。訓練はしつけとは異なり、「待て」や「お座り」などの指示を与えることです。
訓練をすることで、例えば散歩中に飛びつくことを防ぎ、ボーダーコリーの命を守ることにもつながります。また、コミュニケーションを取ることで、信頼関係も強化されます。無理をさせない範囲で、毎日継続して訓練をしてみましょう。
また、ボーダーコリーの飼い方のポイントについては以下のページでも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
ボーダーコリーのしつけ方のコツ
ボーダーコリーのしつけ方のコツは、以下の3つです。
- できたらすぐに褒めてご褒美をあげる
- しつけを統一する
- 訓練は5分以内にする
それぞれのポイントを具体的に説明していきます。
できたらすぐに褒めてご褒美をあげる
しつけができるようになったら、すぐに褒めてご褒美をあげることがポイントです。そうすることで、ボーダーコリーは自分の行動が正しかったと理解することができ、しつけや訓練がより効率的になります。
しかし、ご褒美欲しさに飼い主さんの指示に従うようにならないよう気をつけましょう。しつけや訓練ができるようになったら、徐々にご褒美をあげる頻度を減らしていき、ご褒美なしでも従えるようにします。
しつけを統一する
ボーダーコリーをしつける上では、一貫性が求められます。家族によってしつけ方が違うと、ボーダーコリーは混乱してしまい、しつけが非効率になってしまいます。また、その状態が続くと、飼い主さんの指示に従わない事態に陥るかもしれません。
そのため、ボーダーコリーを飼う前には一度家族で話し合い、しつけや訓練のやり方を統一することが肝心です。一貫したしつけを行い、効率的にしつけましょう。
訓練は5分以内にする
訓練のコツは、短時間で行うことです。ワンちゃんの集中力は5分ほどと言われており、それ以上訓練を続けると苦痛になってしまいます。そのため、5分以内の訓練を適宜行い、それを毎日継続することが推奨されています。
ただし、ボーダーコリーの体調がよくなかったり、気分が乗らなかったりするときには、無理に行う必要はありません。また、同じ訓練を繰り返すよりも、さまざまな訓練をすることで訓練を楽しいと感じてくれるようになります。
ボーダーコリーのしつけ方・飼い方についてよくある質問
最後に、ボーダーコリーのしつけ方・飼い方についてよくある質問に回答していきます。
ボーダーコリーの飼いやすさを教えて
ボーダーコリーの飼いやすさは、飼い主のこれまでの経験によって異なります。初心者からすると、飼いにくいと感じるかもしれません。しかし、犬を飼った経験がある人からすると、賢くてしつけやすく、飼いやすいと感じることもあるでしょう。
ボーダーコリーが落ち着く歳は?
ボーダーコリーが落ちつく歳には個体差があります。一般的には、生後12〜18ヶ月の頃に精神的に成熟して落ち着くようになるとされています。
無駄吠えや噛み癖のしつけ方は?
ボーダーコリーの無駄吠えや噛み癖を直すためには、それらの原因を特定して取り除くことが大切です。例えば、運動不足でストレスを感じて無駄吠えしている場合は、運動量を増やして、ストレスを解消してあげるようにしましょう。
また、噛み癖に関しては、犬が本来持っている欲求とも言えます。そのため、噛んでも問題ない犬用のおもちゃを用意して、その欲求を満たしてあげることも大切です。
飛びつきの対策は?
ボーダーコリーは人やものに飛びつくことがあり、注意が必要です。もし飛びつきそうになったら、すぐに「お座り」と指示をして、落ち着かせることがポイントです。指示に従ったら、褒めることを忘れないようにしましょう。
ボーダーコリーのしつけ方を理解したら飼い始めよう
この記事では、ボーダーコリーのしつけ方・飼い方やしつけのコツなどを紹介しました。ボーダーコリーをしつけるには、性格や特性などを理解した上で、一貫性を持って行うことが大切です。また、すぐに褒めてあげることで、効率的にしつけられるでしょう。
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