チワプーの平均寿命はどのくらい?
チワプーの平均寿命は、約12〜15歳とされています。両親犬であるチワワとトイプードルはどちらも長生きする犬種であることから、他の犬種と比べると寿命は長めです。
ちなみに、アニコム損害保険株式会社のデータを参考にすると、チワワとトイプードルの平均寿命は以下の通りです。
- チワワ:13.8歳
- トイプードル:15.2歳
寿命には、遺伝子と生活習慣が大きく影響します。遺伝子は先天的であるため仕方のない要素ですが、生活習慣は飼い主の心がけ次第です。チワプーを飼い始めたら責任をもち、健康的に過ごせるように日々のケアをしてあげましょう。
チワプーがかかりやすい病気・怪我
チワプーがかかりやすい病気・怪我は、以下の4つです。
- 膝蓋骨脱臼(パテラ)
- 僧帽弁閉鎖不全症
- 白内障
- 流涙症
これらは、親犬種であるチワワとトイプードルがなりやすい病気・怪我です。それぞれの症状や予防法について紹介していきます。
膝蓋骨脱臼(パテラ)
膝蓋骨脱臼とは、膝のお皿である膝蓋骨が外れてしまう怪我です。パテラとも呼ばれ、小型犬によく見られます。膝蓋骨脱臼になると、痛みが生じて、歩くのが困難になってしまいます。
原因は、生まれつき膝蓋骨が外れやすい、高いところから飛び降りたなどさまざまです。膝蓋骨脱臼を防ぐためには、関節や腰への負担を軽減することが重要になります。
まずは肥満にならないように、適度な運動と食事を心がけてあげましょう。また、家の床がフローリングの場合は滑って関節に負担がかかるため、カーペットや滑り止めマットを敷くなどの対策が効果的です。
僧帽弁閉鎖不全症
僧帽弁閉鎖不全症とは、左心房と左心室の間にある僧帽弁が変形して、血液の流れに異常が起きてしまう病気です。
高齢になるにつれて発症しやすく、具体的な予防策はありません。初期症状として挙げられるのは、咳をする、呼吸が荒い、疲れやすくなるなどです。そのため、普段と違う様子が見られたら、すぐに動物病院に連れて行き、診察してもらうことをおすすめします。
また、早期発見・早期治療が重要なため、定期検診を怠らないようにしましょう。
白内障
白内障とは、眼の水晶体が濁って視力が低下する病気です。物にぶつかる、階段の上り下りを嫌がるなどの様子が見られたら、白内障の疑いがあるかもしれません。悪化すると失明する恐れがあるため、早期治療を心がけましょう。
白内障は、遺伝や加齢だけでなく、糖尿病が原因となることがあります。そのため、健康的な生活を心がけることが予防につながります。
流涙症
流涙症とは、目から涙が過剰に分泌されて、涙やけと呼ばれる症状を引き起こす病気です。流涙症の原因は、アレルギーや異物の混入などです。原因を取り除ける場合は、すぐに取り除いてあげてください。
もし流涙症がなかなか治らない場合は、動物病院へ連れていき、適切な処置を受けることをおすすめします。
チワプーに長生きしてもらうために大切なこと
チワプーに長生きしてもらうためには、以下の5つを実践することが重要です。
- 健康的な食生活を意識する
- 適度な運動をさせる
- お手入れを怠らない
- 定期検診に連れていく
- たくさんスキンシップをとる
それぞれ具体的に説明していきます。
健康的な食生活を意識する
チワプーに長生きしてもらうためには、健康的な食生活を意識することが大切です。特に気をつけたいのは、ドッグフードの品質と量です。
品質に関しては、高品質のものを選びましょう。また、ドッグフードは総合栄養食と療法食の2種類に分けられますが、健康状態に問題がなければ総合栄養食がおすすめです。必要な栄養をバランスよく摂取してもらえます。
量に関しては、チワプーの月齢や体重に応じて決めることが肝心です。人間と同じで、犬も食べたいだけ食べていると、糖尿病などのリスクが生じます。おやつの与えすぎにも注意しましょう。
ちなみに、餌の量が適切かどうかは便の状態から判断できます。便が柔らかいと、餌の量が多くて消化しきれていない可能性があります。一方で、便が硬いと餌の量が少ないかもしれません。
適度な運動をさせる
チワプーの健康を維持するには、適度な運動をさせることも重要です。運動は、1日20分ほどの散歩で問題ありません。ただし、チワプーによっては目安の時間だと運動量が足りなかったり、多かったりするので、その子に合わせて散歩時間を調整するようにしましょう。
適度な運動をさせることで、必要な筋肉を付けたり、適正体重を維持できたりします。さらにストレス発散などの効果もあり、精神的にもよい影響があります。
ただし、チワプーは骨が細く関節が弱いため、過度な運動はさせないように注意しましょう。同様の理由から、高いところからの飛び降りも危険です。外で運動させるときや家で遊ぶときは、注意して見てあげることが大切です。
お手入れを怠らない
チワプーに長生きしてもらうためには、日々のお手入れも欠かせません。必要なお手入れは、具体的に下記の通りです。
- ブラッシング
- シャンプー
- トリミング
- 歯磨き
- 爪切り
- 耳掃除
チワプーは毛玉ができやすい毛質をしています。毛玉を放置すると皮膚病の原因となるため、ブラッシングは毎日、シャンプーとトリミングは月に1回行うのがおすすめです。
また、毎日行ってほしいのが歯磨きです。歯磨きには、口内の細菌の増殖を防ぎ、歯周病のリスクを減らす効果があります。歯周病は放置すると重大な健康問題につながる恐れがあるため、注意が必要です。
日々お手入れをする中で、チワプーの体調の変化にも気づくことがあるかもしれません。その場合は、病気の早期治療につながります。病気を早期発見できるという理由からも、日々のお手入れを怠らないことが重要です。
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定期検診に連れていく
チワプーを飼う上で、定期検診に連れていくことも忘れてはなりません。
定期検診によって早期に病気を発見できれば、適切な治療を施したり、予防策を講じたりできます。また、健康上のアドバイスをもらえる他、歯や耳のケア、寄生虫の予防など、動物病院でしかできないことも行ってくれます。
定期検診の頻度は、少なくとも1年に1回とされています。加えて、予防接種に関してもしっかりとスケジュールを立てて、計画的にこなしていくことが大切です。
たくさんスキンシップをとる
最後に、たくさんスキンシップをとることも心がけましょう。
チワプーは愛情深い性格をしており、飼い主とスキンシップをとることが大好きです。そのため、積極的にスキンシップをとって、心の健康を維持することが非常に大切です。
スキンシップが十分でなくストレスを感じると、免疫力が低下して、病気になりやすくなります。また、攻撃的になったり、自傷行為をしたりする恐れもあるため、注意が必要です。
チワプーの性格について知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
チワプーの平均寿命がわかったら実際に飼い始めよう
この記事では、チワプーの寿命やかかりやすい病気、長生きしてもらうために大切なことについて解説しました。
チワプーの平均寿命は約12〜15歳です。平均寿命以上に長生きしてもらうためには、適度な運動や食事、そして飼い主とのスキンシップが欠かせません。
チワプーの寿命やかかりやすい病気について理解したら、チワプーを飼い始めましょう。しかし、チワプーは人気が高く、最寄りのペットショップではなかなか見つけられないことがあるかもしれません。
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