ポメチワの平均寿命はどのくらい?
ポメチワの平均寿命は、約12〜15歳とされています。両親犬であるポメラニアンとチワワはどちらも小型犬で長生きする犬種であることから、他の犬種と比べると平均寿命は長めです。
アニコム損害保険株式会社のデータを参照すると、ポメラニアンとチワワの平均寿命は以下の通りです。
- ポメラニアン:13.8歳
- チワワ:13.8歳
寿命には、遺伝子と生活習慣が大きく影響します。遺伝子は先天的であるためコントロールができないですが、生活習慣は飼い主の心がけ次第です。ポメチワを飼い始めたら責任を持ち、健康的に過ごせるように日々のケアを行うことが肝心です。
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ポメチワがかかりやすい病気・怪我
ポメチワがかかりやすい病気・怪我は、以下の4つです。
- 膝蓋骨脱臼(パテラ)
- 気管虚脱
- 水頭症
- 流涙症
これらは、親犬種であるポメラニアンとチワワがかかりやすい病気・怪我であり、その遺伝子を受け継いだポメチワも同様に注意が必要です。それぞれの症状や予防法などを解説するので、ポメチワを飼う前に把握しておきましょう。
膝蓋骨脱臼(パテラ)
膝蓋骨脱臼は、膝にある膝蓋骨が外れてしまう怪我です。別名はパテラであり、小型犬によく見られます。膝蓋骨脱臼になると、ひどい場合は歩くことができなくなってしまいます。
原因は、膝蓋骨が生まれつき外れやすい、高いところから飛び降りた、などさまざまです。根本的な治療法は外科手術しかないため、原因となることを避けることが大切です。
対策としては、高いところから落下したり、ぶつかったりしないように、家の中の環境を整えます。また、膝蓋骨脱臼は膝への負担が原因となることもあるため、適度な運動と食事を意識して、肥満にさせないように気をつけましょう。
気管虚脱
気管虚脱は、気管の壁が弱くなり、呼吸が苦しくなってしまう病気です。呼吸をするときに「ゼーゼー」や「ヒューヒュー」などの音が聞こえたら、注意した方が良いでしょう。他にも、呼吸困難や息切れなどの症状がみられます。
小型犬によくある病気であり、肥満や老化、そして首輪の使用が原因となることがあります。そのため、健康的な生活を心がけること、首輪の使用時間を短くすることなどを心がけましょう。
水頭症
水頭症とは、脳内の脳脊髄液が過剰に蓄積することにより、脳やその周囲の圧力が異常に高まる神経系の病気です。チワワに多い遺伝疾患なので、ポメチワも注意しなければなりません。
発症すると、歩行困難や視覚障害、けいれんなどの症状が現れます。原因は遺伝的なものであることがほとんどなので、ポメチワをしっかりと観察して、異常が現れたらすぐに動物病院に連れていくことが重要です。
流涙症
流涙症とは、目から涙が多く分泌されて、涙やけを引き起こす病気です。流涙症の原因は、異物の混入やアレルギーなどです。原因を取り除ける場合は、すぐに取り除いてあげてください。
原因を取り除いてもなかなか治らない場合は、動物病院に連れていき、適切な処置を受けることをおすすめします。
ポメチワの健康寿命を延ばすために大切なこと
ポメチワの健康寿命を延ばすためには、以下の5つを実践することがとても大切です。
- 健康的な食生活
- 適度な運動
- 日々のお手入れ
- 定期検診の受診
- 飼い主とのスキンシップ
それぞれ具体的に説明していきます。
健康的な食生活
ポメチワに長生きしてもらうためには、ドッグフードの質と量に注意して、健康的な食生活を送れるようにサポートすることが重要です。
品質に関しては、高品質のものを選びましょう。ドッグフードは総合栄養食と療法食の2種類がありますが、健康状態に問題がなければ総合栄養食を選ぶのが一般的です。総合栄養食には必要な栄養がバランスよく含まれており、成長をサポートしてくれます。また、ポメチワの月齢や体重、体質に合わせて選ぶこともポイントです。
量に関しては、原則ドッグフードに記載されている量を守りましょう。人間と同じで、食べたいだけ食べていると肥満になり、糖尿病などのリスクが生じます。食べ過ぎはあらゆる病気の原因となるため、おやつのあげすぎにも注意してください。
適度な運動
ポメチワの健康寿命を延ばすには、適度な運動をさせることも欠かせません。運動の目安は、15〜30分の散歩を1日2回ほどです。ただし、個体差があるので、その子に合わせて散歩時間を調整するようにしましょう。
ポメチワは活発で好奇心旺盛な性格をしており、おもちゃやボールで遊ぶことも好きです。そのため、公園でボール遊びなどをするのもおすすめです。
適度な運動をさせることで、適正体重を維持したり、筋肉を発達させたりできます。さらにストレス発散にもなるため、精神的にも良い影響があります。ただし、ポメチワは骨が細く関節が弱いため、過度な運動はさせないように注意してください。
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日々のお手入れ
ポメチワに長生きしてもらうためには、日々のお手入れも重要です。中でも、必要なお手入れとして下記などが挙げられます。
- ブラッシング
- シャンプー
- トリミング
- 歯磨き
- 爪切り
- 耳掃除
ポメチワはダブルコートなので、抜け毛が多い傾向にあります。そのため、できれば毎日ブラッシングをして、不要な毛を取り除いてあげましょう。また、抜け毛対策としては、シャンプーやトリミングも有効であるため、毛の長さや量に応じた頻度で行うと良いです。
ポメチワにおすすめのカットスタイルは、以下の記事で紹介しているので、合わせて参考にしてください。
ポメチワにおすすめのカット6選!トリミングの頻度や抜け毛についても紹介
また、ブラッシングと合わせて毎日行ってほしいのが歯磨きです。歯磨きをすることで、口内の細菌の増殖を防ぎ、歯周病のリスクを減らせます。歯周病は放置すると他の病気につながる恐れがあるため、要注意です。
定期検診の受診
ポメチワの健康寿命を長くする上では、定期検診の受診も非常に重要です。
定期検診によって早期に病気を発見できれば、適切な治療を施したり、予防策を講じたりできます。また、健康上のアドバイスをもらえる他、歯や耳のケア、寄生虫の予防など、家でのケアが難しいことにも対応してくれます。
定期検診の頻度は、半年〜1年に1回が目安です。加えて、予防接種もしっかりとスケジュールを立て、計画的にこなしていきましょう。
飼い主とのスキンシップ
飼い主とのスキンシップも、ポメチワの健康寿命を延ばすために欠かせません。
ポメチワは愛情深い性格をしており、飼い主とスキンシップを取ることが大好きです。そのため、積極的にスキンシップを取って、心の健康を維持することが非常に大切になります。
スキンシップが十分でないと、ストレスにより免疫力が低下して、病気になりやすくなります。また、攻撃的になったり、自傷行為をしたりする恐れもあるため要注意です。
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ポメチワの平均寿命がわかったら実際に飼い始めよう
この記事では、ポメチワの寿命やかかりやすい病気、健康寿命を延ばすために大切なことについて解説しました。
ポメチワの平均寿命は約12〜15歳です。健康寿命を延ばすためには、適度な食事や運動、飼い主とのスキンシップなどが欠かせません。
ポメチワの寿命やかかりやすい病気について理解したら、ポメチワを飼い始めましょう。しかし、ポメチワは人気が高く、最寄りのペットショップではなかなか見つからないことがあるかもしれません。
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