ポメプーの寿命は何歳?
ポメプーの寿命は、平均すると12〜15歳です。両親犬であるポメラニアンとトイプードルはどちらも平均寿命が長い犬種であり、その血を受け継ぐポメプーも比較的長生きをしてくれます。
しかし、寿命には遺伝子だけではなく、生活環境や生活習慣も大きく影響します。そのため、かわいいポメプーに長生きしてもらうためには、飼い主が責任をもち、毎日元気に過ごせるようにさまざまなお世話をしてあげることが大切です。
また、ポメプーがかかりやすい病気についても把握しておきましょう。病気の予防法を知っておけば、病気が発症するリスクを最小限にできます。また、もしも病気になってしまったときにすぐに気づいて病院に連れていければ、早期治療により症状の悪化を防げるでしょう。
ちなみに、ポメプーは8歳頃から老化が始まるといわれています。老化に関しても、よい生活習慣を心がければ遅らせられます。生きている間に元気に過ごしてもらうためにも、運動や食事などに気をつけましょう。
ポメプーに長生きしてもらうために大切なこと
ポメプーに長生きしてもらうためには、以下の4つを心がけることが大切です。
- ポメプーに適した餌をあげる
- 適度な運動をさせる
- 定期検診に連れていく
- 飼い主と良好な関係を築く
それぞれ具体的に説明していきます。
ポメプーに適した餌をあげる
ポメプーに長生きしてもらうためには、栄養素などの観点から、最適な餌を選ぶことを心がけましょう。
ドッグフードを選ぶときには、パッケージの裏に記載されている栄養素を確認して、問題のある栄養素が含まれていないかを確認することが大切です。また、含まれている栄養素以外にも、ポメプーの月齢や体重、体質などを確認して、最適なものを選びましょう。
食べる量に関しても注意が必要です。ポメプーは小柄なため、記載されている量よりも多くを食べてしまうと、肥満になる恐れがあります。一方で肥満になることを気にして少ない量をあげ続けてしまうと、栄養失調になってしまいます。量にも気をつけながら、餌をあげるようにしましょう。
そして、餌をあげた後は、固いフードや歯磨き用のおやつをあげたり、歯磨きをしたりして、歯を清潔に保てるようにします。歯の汚れを放置しておくと歯周病となり、その歯周病を放置するとより深刻な健康問題へと進行する恐れがあります。
適度な運動をさせる
ポメプーには、適度な運動をさせることも欠かせません。目安としては、1日20分の散歩を2回ほどです。運動をすることで、必要な筋肉をつけたり、適正体重を維持できたりする効果が期待できます。
また、それだけではなく、散歩などの運動は飼い主との重要なコミュニケーションです。ポメプーの精神的にも大きなメリットがあるため、できるだけ一緒に運動することを心がけましょう。
もし外での散歩が難しいようであれば、室内でおもちゃを使って遊んであげるのがおすすめです。その際、フローリングだと滑ってしまい、関節に負担がかかります。マットを敷く、滑り止めのワックスを塗るなどの対策を施して、生活環境を整えてあげてください。
定期検診に連れていく
ポメプーに長生きしてもらうためには、定期検診に連れていくことも大切です。
普段からコミュニケーションを取っていたとしても、ポメプーの病気に気づけないことは往々にしてあります。定期検診に連れていくことで、飼い主が気づけなかった病気の発症に気づき、早期発見・早期治療につながることがあるのです。
また、ポメプーを育てる上での健康上のアドバイスをもらえる他、歯や耳のケア、寄生虫の予防など、病院でないとできないことを行ってくれます。
加えて、予防接種に関してもしっかりとスケジュールを立てて、スケジュール通りに接種していきましょう。
飼い主と良好な関係を築く
最後に、飼い主との良好な関係は、ポメプーにとって何よりも重要です。
飼い主と良好な関係を築いているポメプーは長生きをしてくれる傾向にあります。なぜなら、生活をする上でのストレスがなく、心理的な安全性が高いからです。
一緒に散歩をしたり、スキンシップをしたりすることで、飼い主との関係性は深まります。ただし、甘やかしすぎはNGです。例えば、甘やかしておやつをたくさんあげることは、逆効果と言えます。しっかりとしつけをした上で、良好な関係を築きましょう。
また、普段からスキンシップを取っていると、ポメプーの異変に気づきやすいです。急に元気がなくなった、耳を痒がっているなどの普段とは違う変化をすぐに発見できると、もし病気であった場合、早期治療につながります。
ポメプーが注意すべき病気・怪我と予防法
ポメプーが注意すべき病気・怪我は、以下の4つです。
- 膝蓋骨脱臼(パテラ)
- 骨折
- 気管虚脱
- 歯周病
これらは、親犬種であるポメラニアンとトイプードルがかかりやすい病気であり、ポメプーも注意が必要です。それぞれの病気の症状や予防法を見ていきましょう。
膝蓋骨脱臼(パテラ)
膝蓋骨脱臼とは、膝のお皿である膝蓋骨が外れることです。パテラとも呼ばれ、小型犬がなりやすい病気の一つです。膝蓋骨脱臼になると、ポメプーは足を引きずったり、痛みが生じたりします。
膝蓋骨脱臼を防ぐためには、適切な運動と食事が重要です。肥満にならないように体重を管理して、関節に負担をかけないようにします。
また、フローリングもポメプーには悪影響です。マットを敷いたり、滑り止めを塗ったりして、滑らないように工夫してあげましょう。
骨折
ポメプーは骨が細いため、高いところからの落下や不慮の事故などによって、骨折する恐れがあります。
骨折を防ぐためには、まず飼い主が注意して見守ることが大切です。公園で遊んでいるときや散歩しているときには、周囲に危険がないか確認します。
また、生活環境を整えることもポイントです。ポメプーが高いところに登れないような家具の配置にする、落下する危険性のあるものを置かないようにするなどを意識してみてください。
気管虚脱
気管虚脱とは、気管の壁が弱くなり、気管が狭まる病気です。気管虚脱になると、息苦しさや咳などの症状が現れます。興奮したり、運動したりすると、症状が悪化するため注意しましょう。
気管虚脱を予防するには、肥満にならないように適度な運動を心がけたり、首輪の代わりにハーネスを使用したりすることが推奨されています。
歯周病
歯周病も注意すべき病気の一つです。人間と同様に、口の中が清潔に保たれていないと、歯周病を発症する恐れがあります。さらに、歯周病をそのままにしておくと、重篤な病気を引き起こしかねません。
歯周病を予防するためには、定期的な歯磨きがもっとも効果的です。いきなり歯磨きをすると慣れておらず嫌がるため、徐々に慣れさせていき、習慣化できるとよいでしょう。
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ポメプーの寿命や病気について理解したら飼い始めよう
この記事では、ポメプーの寿命やかかりやすい病気について解説しました。ポメプーの寿命は12〜15年です。長生きしてもらうためには、適度な運動や食事、定期検診、そして飼い主との良好な関係が欠かせません。
ポメプーの寿命やかかりやすい病気について理解したら、ポメプーを飼い始めましょう。ポメプーは人気が高いミックス犬であり、最寄りのペットショップではなかなか見つからないこともあるかと思います。
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