猫を飼うのに向いている人の特徴
ここでは、猫を飼うのに向いている人の特徴を紹介します。自分がどれだけ当てはまるかチェックしてみましょう。
猫のペースに合わせられる柔軟性のある人
猫は独立心が強く、自分のペースを大切にする動物です。飼い主の都合に合わせるのではなく、猫の気分や行動パターンに合わせることが重要です。
猫が甘えたい時には構ってあげ、一人でいたい時には静かに見守る、そんな猫本位の生活リズムに適応できる人が、猫との暮らしに向いています。
忍耐強く、いたずらを許せる人
好奇心旺盛な猫は、時にいたずらをすることがあります。カーテンを登ったり、物を倒したりすることも。これらの行動に対して、怒ったり叱ったりするのではなく、忍耐強く対応できる人が猫との生活に向いているでしょう。
こまめな掃除が苦にならない人
猫は清潔好きな動物ですが、同時に抜け毛や砂、時には吐き戻しなどで部屋を汚すこともあります。こまめな掃除が必要になるため、掃除を苦に感じない人が猫との暮らしに向いています。
とくに換毛期には抜け毛が増えます。洋服は毛だらけ、顔洗ってタオルで拭くと、毛がつくなんてことも。毎日のブラッシングや掃除機がけを楽しめる気持ちが大切です。
日々の世話を楽しめる人
猫の世話には、食事の準備やトイレの掃除、遊び相手になることなど、日々の小さな世話がたくさんあります。これらの世話を面倒と感じるのではなく、愛情を込めて楽しんで行える人が猫との生活に向いています。
経済的な余裕がある人
猫の飼育には、食費や医療費、グッズ代など様々な費用がかかります。また、突然の病気や怪我に備える余裕も必要です。長期的な視点で猫の生活を支えられる経済力がある人が、安心して猫を飼うことができます。
猫を飼うのに向いていない人の特徴
ここでは、猫を飼うのに向いていない人の特徴を紹介します。これらの特徴に心当たりがある方は、猫を飼うのを慎重に検討する必要があるでしょう。
しつけに厳しく、従わせようようとする人
猫は犬とは異なり、命令に従うようにしつけることが難しい動物です。猫を犬のように従順にさせようとする人は、猫との生活に向いていません。
家具や壁の傷を気にする人
猫は爪とぎや跳躍の習性があるため、家具や壁に傷がつくことがあります。新品の家具や美しい内装を大切にしたい人にとって、これは大きなストレスになるでしょう。
爪とぎ対策や適切な遊び場の提供で軽減できますが、ある程度の傷は避けられません。完璧な室内環境を求める人には、猫との暮らしは向いていないと言えます。
家を空ける時間が長い人
猫は独立心が強いとはいえ、飼い主との時間も必要です。長時間の留守や頻繁な出張がある生活では猫のストレスが溜まり、問題行動につながるかもしれません。
特に子猫の時期は、社会化や愛着形成のために十分な時間を確保してあげましょう。猫と過ごす時間が十分に取れない生活スタイルの人は、猫の飼育を考え直す必要があるでしょう。
過保護になりすぎる人
猫は自立心が強く、一人の時間も大切にする動物です。常に抱っこしたり、過度に干渉したりする過保護な態度は、猫にストレスを与える可能性があります。
猫の行動や気分を尊重し、適度な距離感を保てない人は、猫との健全な関係を築くのが難しいかもしれません。
静かな環境を好む人
猫は夜行性の傾向があり、夜中に活発に動き回ることがあります。また、鳴き声で要求を伝えてくることも多々あります。
騒音に敏感な方や静かな環境でなければ落ち着けない方は、猫との生活にストレスを感じるかもしれません。
香水やたばこのニオイがきついひと
猫の嗅覚は、人間の数万倍から数十万倍と言われるほど敏感です。強い香水やたばこの匂いは、猫にとって非常に不快で、ストレスの原因となります。
これらの強い匂いを伴う物を日常的に使用する人や匂いに無頓着な人は、猫との生活を送るのは難しいかもしれません。
アレルギー体質の人
猫アレルギーは猫の唾液や皮脂に含まれるタンパク質が原因です。アレルギー症状は軽度から重度まで様々ですが、日常生活に支障をきたす可能性があります。アレルギー体質の方は、猫を飼う前に必ず医師に相談し、慎重に検討しましょう。
猫に好かれるために取るべき行動
ここでは、猫に好かれるために取るべき行動を紹介します。
落ち着いた態度で接する
猫は臆病で警戒心が強い動物です。大きな音を立てて急に近づこうとすると、驚いて逃げてしまいます。猫とコミュニケーションを取る際は、姿勢を落として、ゆっくりかつ高めの声で話しかけてあげましょう。
また、自分からは近づかず猫から近づいてくるのを待つことも大切です。猫のペースに合わせることで、猫は安心感を覚え、自然とあなたに親しみを感じるようになるでしょう。
長時間目を合わせないようにする
長時間目を合わせることは、猫にとって敵意の表れと捉えられてしまうかもしれません。猫と仲良くなりたいのであれば、長時間目を合わせないようにしましょう。
ゆっくりとまばたきをしたり、視線を逸らしたりして自分に敵意がないことを伝えてあげることが大切です。
おもちゃで遊んだりおやつをあげたりする
猫との絆を深める効果的な方法は、一緒に遊んだり、おやつをあげたりすることです。猫じゃらしやボールなどのおもちゃを使って遊ぶことで、猫の狩猟本能を満たしつつ、運動不足やストレスの解消にもなります。
とはいえ、遊ぶタイミングは重要です。猫が休んでいるときや食事直後の遊びは辞めましょう。
また、適度におやつをあげることで、あなたを「良いもの」をくれる存在として認識するようになります。ただし、与えすぎには注意が必要です。
猫を飼う上で大切なこと
猫を飼うということは、命を預かることになります。猫の平均寿命はのびており、今では12歳〜16歳です。衝動的に飼ったのはいいものの、「思っていたより手がかかる」「アレルギーが出てしまった」なんて言い訳は通用しません。
飼い主の都合に合わせて猫を迎え入れるのではなく、猫との生活に合わせて自分の生活を変える覚悟が必要です。最後まで責任を持って面倒を見てあげることが飼い主としての役割と言えます。
猫を飼うのにどれくらいの費用がかかるのか、どのような準備が必要なのか、しっかり調べてから検討してみてくださいね。
猫を飼うのに向いているとわかったら飼い始めましょう
この記事では、猫を飼うのに向いている人・向いていない人の特徴、猫に好かれるために取るべき行動、猫を飼う上で大切なことを紹介しました。
猫は独立心と警戒心がある動物なので、「猫のペースに合わせられる人」や「世話を楽しめる人」が向いている傾向にあります。
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