人懐っこい・懐きやすい猫10選
それでは、人懐っこい・懐きやすい猫を10種ピックアップして紹介します。
- ラグドール
- メインクーン
- ペルシャ猫
- スコティッシュフォールド
- アメリカンショートヘア
- ブリティッシュショートヘア
- ノルウェージャンフォレストキャット
- ロシアンブルー
- シンガプーラ
- シャム猫
それぞれの猫の特徴を見比べて、あなたのライフスタイルに合った子を探してみましょう。
飼いやすい猫12選 | 初めて買う人でも安心!性格や特徴を紹介
1.ラグドール
大きな体格と青い瞳が印象的なラグドール。抱っこされると人形のように動かなくなることから、英語で「ぬいぐるみ」を意味する「rag doll」と名付けられました。
甘えん坊な性格で、構ってほしさにじっと見つめてきたり、側に寄ってきたりと、積極的に愛情表現をしてくれます。寂しがり屋なので、長時間の留守番は避けたほうが良いでしょう。
2.メインクーン
優しい巨人と呼ばれるメインクーンは、家猫の中でも特に大きな体格を持つ猫種です。成長速度は遅めで、3年ほどかけてゆっくりと大人の体格になっていきます。
成猫になると全長は1メートル、体重は3〜9kgほどに。世界一長い猫としてギネスにも認定されたこともあります。
身体は大きいものの、性格はとても温厚で人懐っこいです。また、声は高く「クルル」「キューン」と可愛い鳴き声をしており、大きい身体とのギャップに魅了される飼い主も多いです。
3.ペルシャ猫
まんまるな顔にペチャっと平らな鼻、長くふわふわな被毛をもつペルシャ猫。ショーキャットでも人気が高く、その優雅な姿から「猫の王様」と呼ばれています。
気品があって静かですが、実は甘えん坊で人が大好きです。飼い主によく懐き、側にいたがります。ただし、過度なスキンシップは苦手です。
一人でいることを苦にしない性格なので、留守番も得意。長時間不在にしがちな人や一人暮らしの人におすすめの猫です。
4.スコティッシュフォールド
垂れ耳が特徴のスコティッシュフォールド。特徴的な折れ耳は遺伝子の影響によるもので、同じ猫種でも立ち耳の「スコティッシュストレート」として生まれる子もいます。どちらも丸みを帯びた愛らしい顔立ちが特徴です。
性格はおっとり。飼い主の傍が好きで、膝の上でくつろいだり、ソファでくつろいだりと一緒にいたがる甘えん坊さんです。
懐きやすいことからしつけもしやすく、飼いやすい猫としても知られています。子どもや他のペットとも仲良く過ごせる温厚な性格で、初めて猫を飼う方にもおすすめです。
5.アメリカンショートヘア
筋肉質な体つきと、凛とした表情を持つアメリカンショートヘア。もともとネズミ捕りとして活躍していた歴史があり、俊敏で運動神経が良いです。
人懐っこいのはもちろん、好奇心旺盛な性格で、遊ぶのが好きです。おもちゃや猫じゃらしで遊んであげると喜んで反応してくれます。抱っこされるのは苦手な子が多いので、無理に抱きしめるのは控えめにしましょう。
6.ブリティッシュショートヘア
ムチムチなボディと丸みを帯びた顔立ちが特徴的なブリティッシュショートヘア。短くて密な被毛は、ぬいぐるみのような手触りです。
おっとりした性格で、マイペースに過ごすことを好むものの、声をかけられると嬉しそうに近寄ってきます。鳴くことも少なく、マンション暮らしに適しています。一人の留守番も得意で、寂しがりにくい性格です。
7.ノルウェージャンフォレストキャット
ふわふわとした長い被毛と、大きな体格を持つノルウェージャンフォレストキャット。撫でずにいられないこの豪華な毛並みは、ノルウェーの寒冷地で生き抜くために発達したもので、二重の被毛構造になっています。
性格は温厚で賢く、人懐っこいです。飼い主が好きで、玄関で出迎えてくれたり、布団に入ってきたりします。
8.ロシアンブルー
エメラルドグリーンの瞳と、シルバーがかった青灰色の被毛が特徴のロシアンブルー。生まれたて頃の目はブルーですが、3〜4ヶ月かけて美しいエメラルドグリーンへと変化していきます。
物静かで控えめな性格ですが、飼い主には甘えん坊。ただ愛情深い一方で、ときに嫉妬深い面も。家族の中でも特にお気に入りの人ができると、その人を独占したがります。
抜け毛は少なく、短い被毛は手入れがしやすいです。さらに、あまり鳴かないボイスレスキャットとしても知られており、マンション暮らしにも向いています。
9.シンガプーラ
純血種世界で一番小さい猫として知られるシンガプーラ。小さな妖精とも呼ばれ、成猫になっても体重は2〜3kgほどしかありません。小柄であるものの、筋肉質で引き締まった体つきです。
人懐っこい性格なので、飼い主の肩に乗ったり膝の上でくつろいだりと、スキンシップを求めてくることも。
好奇心旺盛で遊び好きでもあるので、おもちゃで遊んだり高いところを飛び回ったりします。体は小さくても運動神経は抜群です。一緒に遊んであげると喜びます。
10.シャム猫(サイアミーズ)
青い澄んだ瞳と、顔や耳などにポイントカラーが印象的なシャム猫。タイの王室で大切にされてきた歴史を持ち、気品漂う優雅な姿は多くの人々を魅了してきました。
クールな見た目とは裏腹に、人懐っこく甘えん坊な性格。飼い主との対話を楽しむおしゃべり好きで、独特な鳴き方で気持ちを伝えてきます。おしゃべり猫と呼ばれるほど、コミュニケーション上手な猫です。
賢く、学習能力も高いため、名前を呼ぶと返事をしたり、簡単な芸を覚えたりすることもあります。
懐いている猫が見せる仕草
ここでは、懐いている猫が見せる仕草を紹介します。
お腹を見せてゴロゴロと喉を鳴らす
内臓が詰まっているお腹は猫にとって最も無防備な部分。そのお腹を見せてゴロゴロと喉を鳴らすのは、飼い主に懐いている証拠です。構ってほしい、撫でてほしいと思っています。
ただし、お腹を見せてきたからといってお腹を触るのはNG。猫の反応を見ながら頬や顎下を触ってあげましょう。
顔や体をスリスリと擦りつけてくる
猫は、顔や肉球にフェロモンを分泌する線を持っており、飼い主の足や家具に体をスリスリしながら自分の匂いをつける習性があります。
これは「マーキング」と呼ばれ、スリスリしてくるのは猫の愛情表現のひとつ。飼い主や好意を持っている人に駆け寄り、顔や体をスリスリと擦りつけて甘えてきます。
足踏みするようにふみふみする
両前足で交互に押すようなふみふみは、子猫が母猫のお腹で母乳を飲むときの動作の名残です。
リラックスしている時に行う仕草で、飼い主の膝の上や布団の上でこの行動が見られます。無表情でふみふみする姿は可愛らしくて癒やされます。
飼い主の側で寝ようとする
猫は警戒心が強い動物です。寝るときは無防備な状態となるため、安全な場所を選んで眠ります。飼い主の傍で寝ようとするのは、そこが安心できる場所だと認識している証です。
特に冬場は暖かさを求めて布団に潜り込んでくることが多く、布団の中に入ってきて「一緒に寝よう」と甘えてくる姿はとても愛らしいです。
人懐っこい猫に育てるには?
人懐っこい猫に育てるためのポイントは、以下のとおりです。
- 子猫のうちから多くの人と触れ合わせる
- 無理強いせず、猫のペースを尊重する
- 優しく話しかける
- おやつを手であげる
- 好きな部位を撫でる
- 一緒に遊ぶ時間を作る
各ポイントを詳しく見ていきましょう。
子猫のうちから多くの人と触れ合わせる
人懐っこい猫に育てるためには、社会化期の過ごし方が重要です。社会化期とは、猫が周囲の環境に慣れ、人や他の動物との関わり方を学ぶ大切な時期のことです。
猫の社会化期は生後2〜9週間です。この期間に様々な人との良い出会いや経験を積むことで、人に対する警戒心が少なく、社交的な猫に育ちやすくなります。
ただし、無理に人と会わせることはストレスになる可能性があります。子猫の様子を見ながら、少しずつ触れ合いの機会を増やしていきましょう。
無理強いせず、猫のペースを尊重する
可愛さのあまりしつこく構ってしまうと、猫がストレスを感じて人を避けるようになってしまいます。
猫のタイミングで、近づいてくるのを気長に待つことが大切です。近づいてきたら撫でたりして少しずつスキンシップを深めていきましょう。
優しく話しかける
猫の聴覚は人間より優れており、高い音や小さな音も敏感に感じ取ります。大きな声やトーンの高い声で話すと驚いて警戒心を抱いてしまうかもしれません。
いつもより少し低めの、優しく穏やかな声で話しかけることがおすすめです。食事の時や遊ぶ時など、日常的な場面で猫の名前を呼んだり、「おいで」「えらいね」などの短い言葉を使ったりすることで、徐々に人の声に慣れていきます。
おやつを手であげる
香りや強く嗜好性が高いおやつは、猫の大好物。手から与えることで、飼い主の匂いや存在に慣れていくでしょう。
ただし、おやつの与えすぎは肥満の原因となったり、通常のご飯を食べてくれなかったりすることがあります。1日の適量を決めて、遊んだ後や良い行動をした時の褒美として与えてあげましょう。
好きな部位を撫でる
多くの猫は額や頬を撫でられるのを好みます。しかし、好みの部位は猫によって異なるので、反応を見ながら愛猫が喜ぶ場所を見つけてあげましょう。嫌がる素振りを見せたら、すぐに手を引くことも大切です。
一緒に遊ぶ時間を作る
猫にとって遊びは、狩猟本能を満たすために重要です。他にもストレス発散や室内猫にありがちな運動不足の解消にもつながります。猫じゃらしやボールなどのおもちゃを使って、遊ぶ習慣をつけましょう。
ただし、遊びすぎると疲れてしまったり、おもちゃにすぐに飽きてしまったりすることもあります。10〜15分を目安として、猫の様子を見ながら遊びましょう。
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人懐っこい猫は、好奇心旺盛で甘えん坊な子が多い傾向にあります。寄り添い、甘えてくる姿は何にも代えがたい癒しとなるでしょう。
人懐っこい猫に育てるためには、子猫の時期からの関わり方が重要です。社会化期に良い経験を積ませ、無理強いせず優しく接すれば、懐いてくれるでしょう。
また、猫種によって特徴や性格が異なるので、自分のライフスタイルに合った子を選ぶことも大切です。人懐っこい猫を探している方は、日本最大級の子猫・子犬検索サイト「petmi」にお任せください。
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