コーギーの平均寿命は何歳?
コーギーの平均寿命は、アニコム損害保険株式会社の「家庭どうぶつ白書 2023」によると、12.6歳とされています。犬全体の平均寿命は14.2歳であることから、平均と比べると寿命は短めです。
もちろん、実際の寿命には個体差があります。適度な運動や食事、定期的な健康診断を心がけて、コーギーが長生きできるようにお世話することが大切です。
コーギーがかかりやすい病気
コーギーがかかりやすい病気は、以下の5つです。
- 椎間板ヘルニア
- 股関節形成不全
- 変性性脊髄症
- 進行性網膜萎縮症
- 尿路結石
それぞれの症状や予防法を紹介するので、参考にしてみてください。
椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアとは、椎間板が圧迫されて、神経に影響を及ぼす病気です。椎間板ヘルニアになると、背中の痛みや足の痺れといった症状が見られます。
症状が軽い場合は炎症を抑える内科的治療で済みますが、症状が進行すると外科的治療が必要となります。そのため、できるだけ早く動物病院で診察してもらうことが大切です。
椎間板ヘルニアの原因は、関節への負担です。コーギーの体重が増えて肥満になると、関節への負担が大きくなるため、適度な運動や適切な食事量を心がけるようにしましょう。
股関節形成不全
股関節形成不全とは、股関節が正しく形成されず、骨と関節がすり減ることで、痛みや歩行困難を引き起こす病気です。ぎこちない歩き方をしている場合は、股関節形成不全の可能性があります。
椎間板ヘルニアと同様に、症状が軽い場合は薬で治療できますが、重症化すると手術が必要です。
股関節形成不全の主な要因は、遺伝です。ただし、成長期の栄養状態も影響するとされているため、とくに子犬の時期は栄養バランスに気をつけましょう。
変性性脊髄症
変性性脊髄症とは、脊髄に異常が生じて、徐々に全身が麻痺していく病気です。後ろ足から始まり、徐々に前足に進行していきます。
痛みを伴わないことから、飼い主さんは気づきにくく、発見が遅れることがあります。そのため、普段からコーギーをよく観察してあげることが大切です。
変性性脊髄症は原因が明らかになっていないため、予防や治療が難しいです。もし発症してしまったら、理学療法などを取り入れて、快適に生活ができるようサポートしてあげましょう。
進行性網膜萎縮症
進行性網膜萎縮症とは、網膜が徐々に縮んでいき、視力が失われていく病気です。最初は暗いところで見えにくい程度ですが、進行とともに視力は悪化して、最終的には失明してしまいます。
進行性網膜萎縮症は遺伝性の病気であり、予防することは難しいです。また、明確な治療法もありません。そのため、コーギーが進行性網膜萎縮症を発症してしまったら、床にものを置かないなど工夫をして、未然に怪我を防ぐことが重要です。
尿路結石
尿路結石とは、腎臓で尿が作られてから排泄されるまでの経路に、尿石ができる病気です。血尿やトイレの回数が多いといった症状が見られたら、尿路結石の可能性があります。
結石の種類によって治療法が異なるので、詳しくは動物病院で診察してもらうことをおすすめします。
尿路結石は栄養バランスの偏りや水分不足、ストレスなどが原因であることが多いです。そのため、これらの原因を取り除き、健康的な生活ができるようにサポートしてあげることが大切です。
コーギーの健康寿命を伸ばす秘訣
コーギーの健康寿命を伸ばすためには、以下の4つを実践することが大切です。
栄養バランスの取れた食事
コーギーの健康寿命を伸ばす上で欠かせないのは、栄養バランスの取れた食事です。栄養が偏ると、免疫力が低下して、病気にかかりやすくなります。
また、食事の量にも注意が必要です。多すぎると肥満になり、椎間板ヘルニアなどの病気になりやすくなります。適切な量と栄養バランスを保つことが、コーギーの健康維持にとってとても重要です。
適度な運動
適度な運動をすることでも、健康寿命を伸ばすことができます。コーギーは活発で必要な運動量が多い犬種なので、毎日の運動が不可欠です。
目安としては、1日30〜1時間の散歩を1日2回。さらに余裕があれば、広いスペースで走り回れるように、ボール遊びなどをするとよいでしょう。
運動はエネルギーを消費したり、筋力をつけたりするだけでなく、ストレス発散の効果もあります。心の健康も維持できるので、飼い主さんの無理のない範囲で運動することを心がけましょう。
定期的な健康診断
最後に、必ず実践してほしいのが定期的な健康診断です。定期的に健康診断に連れていき、病気を早期発見できれば早期治療することができます。
また、健康診断に加えて、ワクチン接種やノミ・ダニ対策なども忘れずに。これらを怠らずにすることで、コーギーの健康を守ることにつながります。
コーギーの寿命ついて理解したら実際に飼い始めよう
この記事では、コーギーの平均寿命やかかりやすい病気について解説しました。
コーギーの平均寿命は、12.6歳とされています。ただし、あくまでも平均であり、コーギーが実際に長生きするかどうかは、育て方や遺伝的な要因が大きいです。
健康で長生きしてもらうためには、栄養バランスの取れた食事や適度な運動が欠かせません。これらを実践して、コーギーとできるだけ長い時間を一緒に過ごしてくださいね。
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