ボーダーコリーの被毛の特徴
ボーダーコリーの被毛の特徴について、項目ごとに紹介していきます。
毛色
ボーダーコリーは、さまざまな毛色のパターンがある犬種です。日本ではホワイトとブラックの組み合わせが多いですが、海外ではホワイトとレッドや、3色の組み合わせを持つボーダーコリーもいます。なんと毛色の種類は、全部で35種類もあるそうです。
長さ
ボーダーコリーには、毛が長いロングコートと毛が短いスムースコートの2種類があります。ほとんどのボーダーコリーがロングコートであり、毛が長くてウェーブがかかっているのが特徴です。対してスムースコートは、毛が短くてまっすぐな被毛をしています。
構造
犬の被毛にはダブルコートとシングルコートの2種類がありますが、ボーダーコリーはダブルコートの犬種です。
ダブルコートとは、アンダーコートとアウトコートの2層構造になっている被毛のことです。寒い季節になると保湿効果のあるアンダーコートが伸び、冬の寒さに耐えられるようになります。反対に暑い季節になるとアンダーコートが抜け落ちて、体温調節ができる仕組みです。
対してシングルコートは、アウトコートのみの被毛のことです。寒暖差が少ない比較的暖かい地域で育てられた犬種に多く、トイプードルやマルチーズなどが該当します。
ちなみに、ボーダーコリーの大きさについては以下の記事で紹介しているので、こちらも合わせて参考にしてください。
ボーダーコリーの大きさはどのくらい?体重の推移や他のコリー犬との比較も
ボーダーコリーの抜け毛は多い?
ボーダーコリーの抜け毛は、比較的多いとされています。なぜなら、ボーダーコリーの被毛はダブルコートであり、季節の変わり目になると毛が生え変わるからです。具体的な時期は、3〜5月と9〜11月が目安です。特に3〜5月は、夏に向けて毛が大量に抜け落ちます。
そのため、換毛期にはこまめなお手入れや掃除が必要になります。対策をしないと、家の床に抜け毛が落ちたままになり、犬と人間どちらにとっても悪影響です。
ボーダーコリーの抜け毛対策
ボーダーコリーの具体的な抜け毛対策として、以下の4つがあります。
- ブラッシング
- シャンプー
- トリミング
- 床掃除
それぞれの対策について見ていきましょう。
ブラッシング
特に換毛期は、こまめにブラッシングをすることが重要です。ブラッシングをすることで、これから抜け落ちる毛を絡め取ることができます。最近はスリッカーやファーミネーターなどのツールが数多く登場しており、毛を取り除くのにとても便利です。
ブラッシングの頻度は、毎日がおすすめです。10分ほど時間を確保して、丁寧にブラッシングをしてあげましょう。
シャンプー
ボーダーコリーの抜け毛対策には、シャンプーも効果的です。シャンプーによってこれから抜ける毛をごっそりと抜け落とすことができます。
しかし、中型犬で20kgほどあるボーダーコリーをシャンプーするのは大変でしょう。そこでおすすめなのがラバーブラシであり、簡単に体を洗うことができます。また、毛を抜け落とすだけでなく、マッサージ効果も期待できます。
トリミング
ボーダーコリーはトリミングが不要な犬種ですが、換毛期の前に不要な毛をカットしてあげることで、抜け毛対策になります。しかし、毛をカットしすぎることで、毛質が変化したり、外部からの刺激に弱くなって体調に支障をきたしたりすることもあるため、注意が必要です。
ボーダーコリーをカットするときは、できるだけトリミングサロンを利用し、プロの意見を聞いた上でカットする量や頻度を決めることをおすすめします。
床掃除
ブラッシングなどの対策をしてもなお、床に毛は抜け落ちます。抜け毛対策の最終手段は、床掃除をこまめにすることです。まずは掃除機をかけて、それでも取りきれなかった毛はフロアワイパーや粘着カーペットクリーナーを利用しましょう。
また、布製品についた毛がなかなか取れないときは、ゴム手袋を活用するのがおすすめです。ゴム手袋で気になる箇所をなぞれば、毛をスムーズに集められます。集めた毛を掃除機や粘着カーペットクリーナーで集めて捨てれば完了です。
ボーダーコリーにカットは必要?
ボーダーコリーはカットが必要な犬種ではありません。しかし、抜け毛対策や暑さ対策としてカットすることもあります。そのような目的で体全体の毛を短くするカットをサマーカットといいます。
サマーカットをするかしないかは、飼い主さん次第です。以下のカットのメリット・デメリットを理解した上で、検討するようにしましょう。
カットのメリット
ボーダーコリーのカットのメリットとして、まず抜け毛対策や暑さ対策になることが挙げられます。当然毛の量が減ることで、体温調節しやすくなり、快適に過ごせるようになるでしょう。また、毛玉もできにくくなり、お手入れが楽になります。
カットのデメリット
一方で、被毛を短くカットしすぎると、紫外線や雨のダメージを受けやすくなるデメリットがあります。また、バリカンを使って短く刈り込むと、毛質が変化する可能性もあります。
さらに、トリミングサロンでカットする場合は費用がかかるので、その点もデメリットと言えるでしょう。
ボーダーコリーの被毛について理解したら飼い始めよう
この記事では、ボーダーコリーの被毛について紹介しました。ボーダーコリーは抜け毛が多く、換毛期は対策が必須です。抜け毛対策の一つにトリミングがありますが、メリット・デメリットを理解した上で、トリミングをするかどうか検討しましょう。
ボーダーコリーの被毛について理解したら、ボーダーコリーを飼い始めてみてはいかがでしょうか?もし購入するボーダーコリーが決まっていない場合は、「petmi」で探す方法がおすすめです。
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