トイプードルってどんな犬?
トイプードルは、クルクルした巻き毛を特徴にもち、まるでぬいぐるみのような見た目をした犬種です。賢くて人懐っこい性格をしているため、しつけがしやすく初心者にもおすすめです。
平均体重は約1.8〜2.7㎏、平均体高は約24〜28㎝で、小型犬に分類されます。近年はトイプードルよりも小さいタイニープードルやティーカッププードルが登場し、人気が高まっています。
被毛はシングルコートなので、抜け毛は少ないです。毛色はブラックやアプリコット、レッド、ブラウンなどがあり、全部で14色が認定されています。
トイプードルの基本情報は、以下の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
原産国 | フランス |
毛色 | ブラック、ホワイト、ブラウン、シルバー、アプリコット、レッド、クリームなど |
被毛のタイプ | 2シングルコート |
平均体重 | 約1.8〜2.7㎏ |
平均体高 | 約24〜28㎝ |
平均寿命 | 15.3歳/td> |
平均販売価格 | 平均販売価格 約261,073円(※petmi参照) /td> |
トイプードルの歴史
トイプードルはプードルを小型化して誕生した犬種です。そのプードルは、もともとヨーロッパで狩りで打ち取った獲物を回収する猟犬として活躍していました。
16世紀頃からは貴族の間で人気を集め、小型化が進みました。とくにフランスでは、ルイ16世をはじめとする貴族たちがプードルを愛玩犬として飼育し、品種改良を重ねた結果、現在のトイプードルのような小型の犬種が誕生したそうです。
プードルの種類
プードルには、次の6種類があります。
- スタンダードプードル
- ミディアムプードル
- ミニチュアプードル
- トイプードル
- タイニープードル
- ティーカッププードル
どの種類も同じプロポーションですが、サイズが異なります。スタンダードプードルは大型犬であり、上から順にサイズが小さくなります。
日本で飼われているプードルの多くはトイプードルです。アメリカではミディアムプードルの人気が高いそうです。
なお、トイプードルよりも小さいタイニープードルやティーカッププードルも近年登場しましたが、これらは犬種団体から正式な犬種として認められていません。
トイプードルの性格
トイプードルの性格は、以下の通りです。
- 人懐っこい
- 社交的
- 賢い
- 遊び好き
- 敏感
トイプードルは、明るくて社交的な性格をしています。そのため、ほかの動物とも仲良くすることができ、多頭飼いも可能です。
また、人間に対してはとても人懐っこく、小さな子どもがいる家庭でも安心して飼うことができます。知能が高いので、しつけもしやすいです。
ただし、甘やかして育てると、わがままになる恐れがあります。遊び好きな性格が悪く出ると、イタズラをしてしまうこともあるので、子犬の頃からしっかりとしつけることが大切です。
トイプードルの販売価格
トイプードルの平均販売価格は、約261,073円です。これは、小型犬の中でも平均的な価格となっています。参考までに、他の小型犬の価格を見てみましょう。
- ポメラニアン:約296,334円
- チワワ:約246,755円
- マルチーズ:約227,406円
- ミニチュアダックスフンド:約226,516円(※全てpetmi参照)
トイプードルの価格は、以下のような要素で決まります。
- 月齢
- 性別
- 毛色
- 見た目
- 血統
- 健康状態
月齢に関しては、生後2ヶ月頃がもっとも高く、次第に安くなっていきます。毛色に関しては、人気カラーのアプリコット・レッド・クリーム、希少カラーのシルバー・ブラウンだと値段が高く設定される傾向にあります。
もし購入予算が決まっている場合は、petmiで探してみてはいかがでしょうか。金額や毛色、性別などの条件で検索できるので、予算の範囲内で、理想のトイプードルを見つけることができるでしょう。
トイプードルの寿命とかかりやすい病気
トイプードルの平均寿命は、アニコム損害保険株式会社の「家庭どうぶつ白書 2023」によると、15.3歳とされています。犬全体の平均寿命は14.2歳であることから、平均と比べると長生きです。
もちろん、実際の寿命には個体差があります。適度な運動や食事、定期的な健康診断を心がけて、トイプードルが長生きできるようにお世話することが大切です。
また、トイプードルを飼う上で注意したい病気・怪我は、以下の通りです。
- 膝蓋骨脱臼
- 外耳炎
- 白内障
- 気管虚脱
- 歯周病
- 皮膚病
各病気の症状や予防法は下記の記事で紹介しているので、チェックしてみてください。
トイプードルの平均寿命|多い死因やかかりやすい病気についても解説
トイプードルの飼い方のポイント
トイプードルの飼い方のポイントを、4つの項目に分けて紹介していきます。
- 散歩
- 食事
- しつけ
- お手入れ
散歩
トイプードルを飼う際は、毎日朝夕15分ほどの散歩を欠かさないようにしましょう。
トイプードルは活発な犬種なので、適度な運動が必要です。近くにドッグランがあれば、自由に走らせてあげるのもおすすめです。
ただし、雨や猛暑で散歩が難しい日もあると思います。そんなときは、室内でおもちゃを使って遊んであげるとよいでしょう。コミュニケーションが取れるので、信頼関係を築くことにもつながります。
食事
トイプードルは小型犬で太りやすいため、毎日の食事にも気をつけましょう。
量はドッグフードに記載されている量を守り、与えすぎないようにします。おやつの与えすぎにも要注意です。
また、ドッグフードを選ぶときは、栄養バランスが取れた完全栄養食を選びましょう。月齢にあったものを選ぶこともポイントです。詳しくは以下の記事で紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。
ドッグフードの正しい選び方 | 種類や目的、年齢別に選ぶポイントを紹介
しつけ
トイプードルは、従順で賢い性格をしていることから、比較的しつけやすいです。
ただし、甘やかすとイタズラをしたり、わがままになったりする恐れがあります。悪いことをしたときはきちんと叱り、何が良くて何が悪いかをしっかりと教えることが大切です。
また、トイプードルを飼う前に、家族内でしつけのルールを統一しておきましょう。しつけの方法が人によって異なると、トイプードルが混乱してしまうためです。
お手入れ
トイプードルは日々のお手入れが必須です。
トイプードルの巻き毛は絡まりやすいため、毎日ブラッシングをして被毛を整える必要があります。また、1〜2ヶ月に1回の頻度でトリミングに連れていき、伸びた被毛をカットしましょう。
そのほか、シャンプーや歯磨き、耳掃除、爪切りなどのお手入れも欠かせません。以下の頻度で行い、清潔な状態を維持しましょう。
- シャンプー:2〜4週間に1回
- 歯磨き:毎日
- 爪切り:月1回
- 耳掃除:週1回
トイプードルの人気カットランキングTOP10|トリミングの頻度や料金相場も紹介
トイプードルのまとめ
ここまで、トイプードルの基本情報や販売価格、飼い方のポイントなどを紹介しました。トイプードルは社交的で賢い性格をしており、初心者でも飼いやすい犬です。
トイプードルの値段の平均は、約261,073円です。「トイプードルを飼いたい!」と思った方は、ぜひpetmiでお気に入りのトイプードルを見つけてみてくださいね。