ビーグルってどんな犬?
ビーグルは、イギリス・イングランド原産の純血種です。明るくて人懐っこい性格をしており、ペットとして人気があります。
見た目に関しては、短毛で垂れ耳、中くらいの長さのマズル(目元から鼻先・口の部分)が特徴です。また、骨太でしっかりとした骨格をしています。
その他、大きさや毛色などの基本的な情報を以下にまとめました。
項目 | 詳細 |
---|---|
原産国 | イギリス |
サイズ | 中型犬 |
毛色 | トライカラー(ブラックタン&ホワイト)、レッド&ホワイト、レモン&ホワイト、オレンジ&ホワイトなど |
平均体重 | 7~12㎏ |
平均体高 | 33~38㎝ |
平均寿命 | 12~15歳 |
平均販売価格 | 約223,132円(※petmiデータ参照) |
運動量 | 多い |
トリミング | 不要 |
ブラッシング | 2〜3日に1回程度 |
散歩 | 1日に30分の散歩を2回程度 |
また、ビーグルのミックスについては以下の記事で紹介しています。こちらも合わせてチェックしてみてください。
ビーグルのミックス犬・雑種を紹介!それぞれの特徴や魅力とは?
ビーグルの歴史
ビーグルの祖先は、古代ギリシャ時代にウサギ狩りをしていた犬とされています。その後はさまざまな交配が進められ、中世ルネサンス時代には、イギリスのウェールズ地方やフランスを中心に猟犬として活躍していました。
また、エリザベス1世の時代には、ウサギ狩りのパートナーとしての飼育・改良が進められます。この頃、フランス語で「小さい」を意味する「ビーグル」という名前が付いたそうです。以降も王室で人気を集め、ヘンリー7世やエドワード2世にもペットとして飼われていました。
このような歴史を経て、1840年頃には現在のビーグルの姿となります。その頃にアメリカへ渡り、1884年にはアメリカンケネルクラブにも登録されました。正式な犬種として認められるとすぐに注目が集まり、その人気は全世界へと広がりました。
ビーグルの性格
ビーグルの性格は、以下の通りです。
- 明るくて社交性がある
- 甘えん坊で人懐っこい
- 勇敢で警戒心が強い
- 独立心や探究心が強い
ビーグルはもともと群れで狩りをしていた習性から、社交性や協調性があり、見知らぬ人や他の犬とも仲良くできます。また、人間と一緒に暮らしてきた歴史があるため、飼い主さんに対しては甘えん坊で人懐っこいです。
責任感の強さや勇敢な性格から、番犬としても優れています。ただし、寂しがりやな性格でもあるため、時間に余裕があるライフスタイルの家庭に向いていると言えます。
ビーグルの性格について詳しくは以下の記事で紹介しているので、合わせてご覧ください。
ビーグルの販売価格
ビーグルの平均販売価格は、約223,132円です。(※petmiデータを参照)あくまでも平均なので、値段には個体差があります。petmiで調べてみると、最高値は418,000円、最安値は110,000円でした。(※2024年6月時点petmiデータ参照)
ビーグルの値段は、購入する方法や血統、年齢などによって異なります。もし希望する価格や年齢などがある場合は、petmiで探すのがおすすめです。
petmiでは全国のペットショップから子犬・子猫を探すことができ、希望の条件に沿ったビーグルを見つけられる可能性が高いです。ぜひ一度調べてみてくださいね。
ビーグルの寿命と病気
ビーグルの平均寿命は12〜15歳とされています。先天的な病気にかかりにくいことから、寿命は比較的長いです。最高齢は、なんと28歳だそうです。
ビーグルに長生きしてもらうためには、適度な運動と体重の管理が欠かせません。また、ストレスを溜めないように、欲求を満たしてあげることもポイントです。
また、ビーグルは主に以下の病気にかかりやすいので、飼う前に症状や予防法を把握しておきましょう。
- 肥満
- 椎間板ヘルニア
- クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)
- 外耳炎
- 歯周病
詳しくは以下の記事で紹介しているので、合わせてチェックしてみてください。
ビーグルの平均寿命はどのくらい?かかりやすい病気についても解説
ビーグルの飼い方のポイント
ビーグルの飼い方のポイントを以下の項目に分けて説明していきます。
- 運動
- 食事
- しつけ
- お手入れ
運動
ビーグルは運動量が多い犬種のため、1日30分の散歩を2回ほど連れて行ってあげましょう。運動不足になるとストレスが溜まり、吠え癖や噛み癖が付いてしまう可能性があります。また、肥満になりやすいので、健康維持の観点からも運動は重要です。
好奇心旺盛な性格をしていることから、たまには散歩のコースを変更することをおすすめします。新しい道を散歩することで、探索欲求は満たされるはずです。
また、雨で散歩に行けないときは、おもちゃやおやつを隠して、探してもらう遊びを取り入れてみましょう。この遊びであれば、室内でも探索欲求を満たしてあげることができます。
食事
ビーグルは食欲旺盛で、肥満になりやすい体質をしています。そのため、食事は与える量をしっかり測り、管理してあげることが重要です。また、ドッグフードを選ぶときは、必要な栄養をバランスよく摂取できる総合栄養⾷がおすすめです。
食いしん坊なので、床に置いてあるものを誤って食べてしまうこともあります。そのため、食べ物やゴミを床に放置せず、キッチン周りは清潔に保つようにしましょう。
しつけ
ビーグルはもともと猟犬であったことや、好奇心旺盛な性格であることが起因して、噛み癖や吠え癖が付きやすいです。そのため、飼い始めの時期は、根気強くしつける必要があります。
しつけのポイントは、してはいけないことをしたら「ノー」と短く伝え、上手にできたら褒めてあげることです。幸い飼い主さんに対しては忠実な性格をしているので、きちんとコミュニケーションを取れば、短い期間でしつけられるでしょう。
また、社会化トレーニングも欠かさないようにします。子犬の頃から外へ連れ出して、新しいものや音に触れてもらい、社会に対する警戒心を弱めてあげましょう。
お手入れ
ビーグルに必要なお手入れは、主に以下の通りです。
- ブラッシング
- シャンプー
- 歯磨き
- 耳掃除
- 爪切り
ブラッシングは2〜3日に1回、シャンプーは2週間に1回が目安です。歯磨きも歯周病を防止するために、毎日行ってあげましょう。
また、ビーグルは垂れ耳の犬種なので、耳のケアは丁寧に行う必要があります。耳の入り口付近をやさしく拭いて、清潔な状態を保つようにしてください。
ビーグルはダブルコートのため、換毛期は抜け毛が多く発生します。抜け毛の対策は以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
ビーグルの抜け毛は多い?トリミングは必要?被毛に関する疑問にお答えします!
ビーグルのまとめ
ここまで、ビーグルの基本情報や販売価格、飼い方のポイントなどを紹介しました。ビーグルは社交的で甘えん坊な性格から、ペットとして人気の高い犬種です。
価格を比較して選びたい、希望の毛色があるなどの場合は、petmiで探すことをおすすめします。全国のペットショップから探せるため、きっとお気に入りのビーグルが見つかるはずです。