ペット可物件の探し方のポイント
ペット可物件の探し方のポイントは、以下の5つです。
- 物件数の多い不動産サイトを利用する
- 金額などの条件を緩める
- 希望のエリアを広げる
- 内見時に室内環境を確認する
- 周辺環境をチェックする
それぞれ具体的に説明していきます。
1.物件数の多い不動産サイトを利用する
ペット可物件を探すときは、登録物件数の多い不動産サイトを利用することがポイントです。登録物件数が多いと、それに応じてペット可物件も多く掲載されている可能性があるからです。
実際に探すときには、検索フィルターを使って、希望するエリアのペット可物件を探しましょう。ペット相談可となっている賃貸物件は、大家さんに相談した上で、入居の可否が判断される物件です。まずはペット可の物件から探し、それでも見つからない場合はペット相談可の物件を検討するのがおすすめです。
なお、近年はペット可物件に特化した不動産会社も増えています。必要に応じて、利用を検討してみましょう。
2.金額などの条件を緩める
ペット可物件は、一般的な物件と比べて数が少ないです。そのため、家賃や立地などの条件を緩めることで、より多くの物件が選択肢に含まれる可能性があります。
駅から遠い、築年数が古いなどの物件は、なかなか借り手が見つからず、空室対策としてペット可としているところもあります。まずは幅広い条件で探し、その中から希望に近い物件を選ぶのもおすすめです。
3.希望のエリアを広げる
物件を探すとき、一般的には通勤や通学に便利な場所で探すのが一般的です。しかし、それでは希望する物件が見つからないこともあると思います。その場合は、希望のエリアを広げる、もしくは変えることを検討してみましょう。
例えば、駅から遠い場所であれば、通勤や通学には不便ですが、近くに犬と遊べる広い公園があるかもしれません。飼い主さんとペットの生活スタイル双方を考慮して、最適な物件を探しましょう。
4.内見時に室内環境を確認する
ペット可で好条件の物件が見つかったら、必ず内見を行いましょう。これにより、飼い主さん自身が飼育環境を直接確認でき、予期せぬ問題を避けることが可能です。
例えば、犬を飼う場合は、犬のハウスを設置するスペースが十分にあるか、リビングと玄関の間にドアがあるかなどをチェックしてください。また、転落の危険があるので、高層階は避けるのが無難です。
5.周辺環境をチェックする
内見時には、室内環境の確認だけでなく、周辺環境をチェックすることも肝心です。もしもの事態に備えて、動物病院までの距離は把握しておく必要があります。
また、犬を飼う場合は、周辺に公園やドッグランがあるか、交通量が少ない散歩ルートはあるかなども確認しておきましょう。
ペット可の賃貸物件が見つからないときは?
ペット可の賃貸物件がなかなか見つからないときの対処法は、次の2つです。
- 大家さんに相談してみる
- 希望する条件をさらに広げる
それぞれの対処法について説明していきます。
大家さんに相談してみる
ペット可物件がなかなか見つからないときは、ペット相談可物件や一戸建てなどを検討して、大家さんに相談するのがおすすめです。必ず許可をもらえるわけではありませんが、以前ペット可となっていた物件や長期間借り手が付いていない物件は、許可が下りるかもしれません。
なお、大家さんとの交渉は不動産会社を介するのが一般的です。まずは不動産会社に対して、相談の余地があるのかを問い合わせてみましょう。
希望する条件をさらに広げる
希望する条件をさらに広げれば、ペット可物件が見つかりやすくなります。例えば、マンションではなく一戸建てを検討する、少し遠くのエリアを検討するなどです。
いくつかの条件に目をつぶれば、飼い主さんとペットが安心して暮らせる物件が見つかる可能性が高まります。
ペット可物件を契約するときの注意点
ペット可物件が見つかったとしても、すぐに契約するのは危険です。契約前後は以下の点に注意しましょう。
飼育できるペットの条件を確認する
「ペット可物件」と記載されていても、飼育できるペットの種類や数が決められている場合があります。そのため、気になる物件を発見して問い合わせるときには、必ず条件があるかを確認しましょう。
例えば「小型犬一匹まで」「猫はNG」などの条件を設けているところがあります。もし知らずに条件に沿っていないペットを飼ってしまうと、契約違反になり、退去を命じられてしまうこともあります。
契約内容を確認する
実際に賃貸契約を結ぶときは、契約内容もきちんと確認しましょう。物件によっては、ペットを飼う際に管理会社への連絡が必須となっているところがあります。もし飼い始めたタイミングで連絡を怠ると、違約金が発生する恐れがあるので、注意しましょう。
また、ペットを飼育する場合は、敷金・礼金が上乗せされることも。「知らずに契約して初期費用が想定よりも高くなってしまった」なんてことにならないためにも、契約内容はきちんと確認することが大切です。
入居後は第三者に迷惑がかからないようにする
入居後は、第三者に迷惑がかからないように配慮しましょう。ペットの臭いや騒音は、近隣トラブルの原因になることがあります。
臭いに関しては、排泄物は臭いが漏れない袋を利用する、消臭スプレーを活用するなどの方法があります。騒音に関しては、普段からしっかりとしつけをしたり、ストレスを溜めないように散歩に連れて行ったりすることが大切です。
また、普段から近隣住民とコミュニケーションを取り、良好な関係を築いておくこともポイントです。
ペット可物件の探し方を参考に、とっておきの物件を見つけよう
この記事では、ペット可物件の探し方と見つからないときの対処法、契約するときの注意点を紹介しました。
ペット可物件は数が少なく見つけるのが大変かもしれませんが、ペットと心地よく暮らすためには、とても重要なことです。条件を緩めたり、近隣の環境をチェックしたりして、最適な物件を見つけましょう。